交響曲第2番 (カリンニコフ)とは? わかりやすく解説

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交響曲第2番 (カリンニコフ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 06:40 UTC 版)

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交響曲第2番(こうきょうきょくだい2ばん)イ長調は、ヴァシリー・カリンニコフ1897年に完成させた交響曲第1番と同じくアレクサンドル・ニコラエヴィチ・ヴィノグラツキー(Виноградский, Александр Николаевич、Alexander Nikolayevich Vinogradsky)の指揮で1898年キエフで初演され、ヴィノグラツキーに献呈された。

楽器編成

ピッコロフルート2、オーボエ2、コーラングレクラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバティンパニハープ弦五部

楽曲構成

第1楽章冒頭の旋律が循環主題として全曲にわたって活用される、いわゆる循環形式を用いて書かれている。カリンニコフは、循環主題(譜例)にヴィノグラツキーへの献辞を書き添えていた。

\relative c'{\key a \major \time 2/4 \set Score.tempoHideNote = ##t  \tempo "Moderato" 4 = 76 \partial 4*1 \once \override DynamicText self-alignment-X = #3.5 cis8_\f e fis( a) gis e fis4 cis4 e <<{\voiceOne <e' cis a>4->~ <e cis a>8 <fis d a> <d b a> <d b a> <e cis a> <fis d a> <d b a> <d b a> <e cis a>4} \new Voice {\voiceTwo <e, cis>4->~ <e cis>8 <fis d> <d b> <d b> <e cis> <fis d> <d b> <d b> <e cis>4}>>} \addlyrics  {\override LyricText.font-size = #'-1 А -- лек -- сандр Ни -- ко -- ла -- е -- вич, }
  • 第1楽章 モデラート - アレグロ・ノン・トロッポ
    2/4拍子 イ長調 序奏を持つソナタ形式
  • 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ
    3/4拍子 嬰ヘ短調 コーラングレが叙情的な主題(循環主題の変奏)を提示する。三部形式
  • 第3楽章 アレグロ・スケルツァンド
    3/8拍子 ニ長調 - 2/4拍子 素朴な旋律が現れるトリオを持つスケルツォ
  • 第4楽章 アンダンテ・カンタービレ ‐ アレグロ・ヴィーヴォ
    3/4拍子 イ長調 - 2/4拍子 ヘ長調 - 2/2拍子 イ長調 コーラングレとホルンの導入の後、第1楽章の主題が再現される。それまでの楽章の主題を次々に回想し、最後は循環主題を高らかに響かせて曲を閉じる。

参考文献

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