五蘊説と比較した五位説の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:38 UTC 版)
「五位」の記事における「五蘊説と比較した五位説の特徴」の解説
それまでの五蘊説と比較して、五位説は以下の特徴をもつ。 広い意味で理解されている行蘊を心相応行と心不相応行に大別している。五蘊と十二処・十八界を対応させたとき、法処・法界が「意」の対象として非常に広い意味を含むのに、それに対応する「受」「想」「行」のうち「受」「想」はどうしても1種類の心作用とみるほかないため、行蘊の意味を大きく拡張して、「受」「想」以外のすべての心作用その他を行蘊のなかに含ませた。 精神作用を心と心所に二分している。 五蘊説では有為法と疎遠であった無為が、五位説では有為と併記されて、存在の一要素と考えるにいたった。
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