中古音との食い違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 15:15 UTC 版)
三十六字母がそのまま韻書『切韻』の体系に一致するわけではなく、以下のような違いが存在する。 『切韻』では重唇音(幇滂並明)と軽唇音(非敷奉微)を区別しない。 『切韻』では娘母と泥母の区別はなかった可能性が高い。 『切韻』では喩母は2つにわかれる。片方を「于母・云母」、もう片方を「以母・羊母」などと呼ぶ。うち前者は『切韻』では匣母と区別しない。 『切韻』では正歯音(照穿牀審禅)が2種類に分かれる。現在では片方を「荘初崇生俟」もう片方を「章昌船書常」と呼びわける。
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