上田ちか子とは? わかりやすく解説

上田ちか子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 05:41 UTC 版)

上田 ちか子
(うえだ ちかこ)
誕生 不明
死没 不明
ジャンル 和歌
テンプレートを表示

上田 ちか子(うえだ ちかこ、ちか女とも、生没年不詳)は、幕末祇園のやわ芸妓歌人

生まれは裕福な青楼(置屋、もしくはお茶屋を指すか)の娘であったが、自ら望んで芸妓となった。国学者・長澤伴雄の深い馴染みとなり、長澤のもとで和歌を学ぶ。のちに、長澤の窮状においてはなにかと力になることもあった。

大田垣蓮月の歌友の一人であり、蓮月、桜木太夫とともに自らの身分を詠み合った歌が残っている。

蓮月
さそふ水あるにはあらで浮草の
流れて渡る身こそやすけれ

ちか女
さそふ水あらばといはぬ色ながら
下ゆく水に花の亂るゝ

さくら木
さそふ水あらばあらばと川竹の
流のこのみ浮草にして




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「上田ちか子」の関連用語

上田ちか子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



上田ちか子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの上田ちか子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS