三十六行聖書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 09:03 UTC 版)
行数から「三十六行聖書」と呼ばれる聖書もかつてグーテンベルクの手によって印刷された、あるいは「四十二行聖書」より早く印刷されたと考えられたこともあったが、現代の研究者たちはグーテンベルクから「DK」(ドナトゥス・カトリコンの意味)と呼ばれる活字セットを譲り受けたアルベルト・プフィスター(Albert Pfister)が1460年ごろ印刷を行ったものと考えている。 「三十六行聖書」が「四十二行聖書」より後のものであるということを初めて示したのは19世紀の研究者カール・ディアッコ(Karl Dziatzco)である。「三十六行聖書」はわずか15部しか現存していない。
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