七松八幡神社とは? わかりやすく解説

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七松八幡神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 10:54 UTC 版)

七松八幡神社
所在地 兵庫県尼崎市七松町3丁目10-7
主祭神 --
社格 村社
創建 寛仁3年(1019年
例祭 10月19日
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七松八幡神社(ななまつはちまんじんじゃ)は、兵庫県尼崎市七松町にある神社である。八幡神を主祭神とする八幡宮の一つである。

概要

主祭神は応神天皇。創建は寛仁3年(1019年)とされる。例祭は10月19日。旧社格は村社

由緒

創建は後一条天皇の時代、寛仁3年(1019年)に源頼信が当地を訪れた際、一人の小童がこの地の農民の窮状を訴えたことに感じ、1本の松樹のもとにあった小祠を改装し、あわせて松の木を6本植えさせたことによるとされる。「七松」という地名の由来もこれに関係するという[1]

境内

社殿は昭和52年(1977年)に鉄筋コンクリート造りに改装された。本殿は流造の社殿様式を採用している。末社に稲荷神社がある。境内には戦国時代に七松で亡くなった武士および家族620余人の慰霊碑がある[2]

祭神

文化

NHK平成5年(1993年)から放送されているテレビアニメ『忍たま乱太郎』の聖地となっている。原作者の尼子騒兵衛が尼崎市出身であることから、作中に登場する「七松小平太」というキャラクターにちなんで多くのファンが訪れる。境内には忍たま乱太郎の絵馬が奉納されている[3]

七松小平太は「いけいけどんどーん!」といつも前向きな性格で、キャラクターの中でも特に女性ファンの人気が高い[4]。七松八幡神社は人気の巡礼スポットとなっており、全国からファンが訪れている。さらに、韓国や台湾などの海外からのファンも訪れるなど、国際的な人気を集めている[5]

地元の飲食店主らは、訪れるファンをおもてなしするため、アニメにちなんだ特別メニューを提供するなど、地域を挙げてファンを歓迎している[4]。このように、七松八幡神社は単なる信仰の場としてだけでなく、アニメファンの聖地として、また地域の文化振興の中心地としても重要な役割を果たしている。

年中行事

  • 元旦祭(1月1日):大晦日と元旦に「福箸」と「御神酒」を授与
  • 夏祭(8月第1日曜日):午後4時から子どもみこしの巡行
  • 例大祭(10月19日):奉納行事が行われる

アクセス

脚注

出典

  1. ^ 七松八幡神社(尼崎市)”. 国立国会図書館レファレンス協同データベース. 2024年10月10日閲覧。
  2. ^ 七松八幡神社について”. 国立国会図書館レファレンス協同データベース. 2024年10月10日閲覧。
  3. ^ 七松八幡神社の忍たま乱太郎絵馬”. 南部再生. 2024年10月10日閲覧。
  4. ^ a b “「忍たまファン」食でおもてなし 尼崎の飲食店主ら特別メニュー”. 神戸新聞. (2022年7月23日). https://www.kobe-np.co.jp/news/odekake-plus/news/detail.shtml?url=news%2Fodekake-plus%2Fnews%2Fgourmet%2F202207%2F15495449 2024年10月10日閲覧。 
  5. ^ “いっそ刀を買おうかしら?「刀剣乱舞」盛り上がり受け尼崎の神社”. よろず~ニュース. (2022年7月27日). https://yorozoonews.jp/article/14671795 2024年10月10日閲覧。 

参考文献

  • 尼崎市史編集委員会 (1967). 尼崎市史. 尼崎市 
  • 兵庫県神社庁 (1983). 兵庫県神社誌. 兵庫県神社庁 

関連項目

外部リンク




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