ヴェニューコヴィア科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 09:01 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヴェニューコヴィア科 | |||||||||||||||||||||||||||
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ヴェニューコヴィア復元想像図
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地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||
ペルム紀中期 | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Venyukoviidae | |||||||||||||||||||||||||||
属 | |||||||||||||||||||||||||||
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ヴェニューコヴィア科 (Venyukoviidae) は、古生代ペルム紀中期に生息していた単弓類の絶滅した分類群。単弓綱 - 獣弓目 - 異歯亜目に属する。ヴェニューコヴィア、スミニアなど少数の属によって構成される小さな分類群である。
形態
この科に共通する形質としては、頭蓋は肥厚し、頭頂孔の周囲に堤状の盛り上がりが見られる。また、方形骨[1]が下方に伸び、同時に下顎との関節も下がっている。涙骨は大きく伸長している。[2]こうした頭骨の比率の変化は、ディキノドン類に至る中間段階を示している[3]。歯列は犬歯が拡大すると同時にそれ以降の頬歯が縮小している。歯を収めた顎骨は高さがあり、がっちりしている。また、盤竜類などに見られる鉤状骨は無い。しかし、犬歯の大型化に関しては、ディキノドン類とは別個に生じていたとされる。[4]
系統
脚注
関連項目
参考文献
- 金子隆一『哺乳類型爬虫類 : ヒトの知られざる祖先』朝日新聞社〈朝日選書〉、1998年、135 - 138頁。ISBN 4-02-259709-7。
- エドウィン・ハリス・コルバート、マイケル・モラレス『脊椎動物の進化(原著第5版)』田隅本生訳、築地書房、2004年、266頁。 ISBN 4-8067-1295-7。
- J・C・マクローリン作・画『消えた竜 : 哺乳類の先祖についての新しい考え』小畠郁生・平野弘道訳、岩波書店、1982年、60 - 63頁。
外部リンク
- Venyukovioidea (英語)
- ヴェニューコヴィア科のページへのリンク