ヴァレンシア (ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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ヴァレンシア (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 06:17 UTC 版)

ヴァレンシア
Valensia
出生名 アルダス・バイロン・ヴァレンシア・クラークソン
Aldous Byron Valensia Clarkson
別名 Valensia Clarkson
生誕 (1971-04-13) 1971年4月13日(53歳)
出身地 オランダ デン・ハーグ
ジャンル ニューエイジハードロックシンフォニック・ロックプログレッシブ・ロック
職業 ミュージシャン作曲家
担当楽器 ボーカルギターベースキーボード
活動期間 1993年 -
レーベル マーキュリー・レコード
アヴァロン・レーベル
共同作業者 V
メタル・マジェスティー
公式サイト www.valensia.com
著名使用楽器
Valensia Unicorn

ヴァレンシアValensia1971年4月13日 - )は、オランダハーグ出身のマルチプレイヤーとして知られるミュージシャンである。

カナ表記

Valensia」は「b」と「v」の発音を区別しないスペイン語由来の言葉であるため、日本語では通常「バレンシア」と記述する。しかし、当該人物は発表された全ての音楽アルバム(後述)の日本国内盤の及びライナーノーツで「ヴァレンシア」と表記されているので、本項ではこちらを使用している。

来歴

インドネシア人の父親とオランダ人の母親の間に生まれる(2人兄弟の兄である)。4歳から5歳よりピアノを独学で弾き始め、スペインで幼少期を過ごしていた時(9歳)、スペインの音楽関係者からレコード・リリースのオファーがあったが、両親の反対で実現しなかった。

その後、オランダに戻り、16歳で4トラックのカセットテープ・レコーダーを手に入れて、デモ・テープの作成を始める。録音した作品を音楽関係者に送ったところ、ジョン・ソンネヴェルド[1]から連絡があり、1992年末、オランダのフォノグラム (マーキュリー・レーベル)と契約、1993年にデビュー・シングル「ガイア (Gaia)」をリリースする。翌年には日本でもFM放送を中心にヒットし、同曲が収録された同名のデビュー・アルバムは10万枚以上を売り上げた[2]

その後も定期的にアルバムを発表、1999年及び2002年には、同じオランダのミュージシャンであるロビー・ヴァレンタイン[3]とのプロジェクト「V」名義でアルバムをリリースした。さらに2003年にはクイーンの作品を自ら演奏・録音したアルバム『クイーン・トリビュート』を発表している。

音楽性

ヴァレンシアは、自身のアルバムのライナーノーツ及び作品解説の多くをみずから執筆しており、影響を受けたミュージシャンや自身の作品の分析も包み隠さず書いている。ファースト・アルバムの時点でビートルズサイケデリック時代、ケイト・ブッシュクイーンに影響を受けたと書いているが、中でもクイーンの影響は顕著で、デビュー10年目の2003年にアルバム『クイーン・トリビュート』をリリースし、クイーンの曲を12曲録音している。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ガイア』 - Valensia (1993年)
  • 『K.O.S.M.O.S. - 遥かGAIA(地球)を離れて…ヴァレンシア2』 - Valensia II - K.O.S.M.O.S (1996年)
  • 『V3』 - V III - Valensia '98 (1998年)
  • 『ガイア2』 - Gaia II (2000年)
  • 『ザ・ブルー・アルバム』 - The Blue Album (2002年)
  • 『クイーン・トリビュート』 - Queen Tribute (2003年)
  • 『アグライア (ガイア3) - レガシー』 - Valensia VI - Gaia III - AGLAEA - Legacy (2014年)
  • Eden and the Second Serpent (2017年)
  • The Secret Album (2017年)
  • 『セヴン』 - 7EVE7 (2019年)

EP

  • 『ホワイト・アルバム』 - White Album (1994年)
  • 『サンダーボルト』 - Thunderbolt (1996年)
  • 『ファントム・オブ・ジ・オペラ』 - Phantom of the Opera (2000年)
  • 『ルナ・ルナ』 - Luna Luna (2001年)
  • 『ノン・プラグド』 - Non Plugged (2004年)

コンピレーション・アルバム

  • The Very Best of Valensia (1997年)

リミックス・アルバム

  • Gaia II.0 (2015年)

V (ヴァレンシア / ヴァレンタイン)

  • 『V (ヴァレンシア / ヴァレンタイン)』 - Valensia/Valentine (1999年)
  • 『ヴァレンタイン vs ヴァレンシア』 - Valentine vs Valensia (2002年)

メタル・マジェスティー

  • 『メタル・マジェスティー』 - Metal Majesty (2003年)
  • This is Not a Drill (2004年)
  • 2005 (2005年)

サウンドトラック

  • Air Twister オリジナル・サウンドトラック (2022年)

映画

  • Levine (2017年) ※全編本人脚本監修のホラーサスペンス

脚注

  1. ^ 後に最初のアルバムのプロデュースを担当する人物。
  2. ^ アルバム『ガイア2』のライナーノーツより。
  3. ^ こちらのカナ表記もアルバム『V』国内盤の記述に準拠

外部リンク




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