ヴァイオリン協奏曲 (ニールセン)とは? わかりやすく解説

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ヴァイオリン協奏曲 (ニールセン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/26 08:45 UTC 版)

ヴァイオリン協奏曲作品33(FS.61)は、カール・ニールセン1911年に完成したヴァイオリン協奏曲である。

概要

交響曲で名声を集めたニールセンに、周囲からはヴァイオリン協奏曲を切望する声が常にあった。作曲の発端となったのは1910年にペデル・メレルが帰国したことであった。1911年夏にグリーグの邸宅で作曲を開始し、数日後にはグリーグが作曲に使っていた小屋に移り、同年12月13日に完成した。ヴァイオリンの名手だったニールセンだが、この曲が唯一のヴァイオリン協奏曲となった。翌1912年2月28日にメレルのヴァイオリン独奏、作曲者の指揮、王立劇場管弦楽団により初演された。

楽器編成

独奏ヴァイオリンフルート2(1奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ弦5部

楽曲構成

2楽章からなる。全曲で約36分。

  • 第1楽章 前奏曲 ラルゴ - アレグロ・カヴァレスコ
  • 第2楽章 ポーコ・アダージョ - ロンド、アレグロ・スケルツァンド
    この楽章は、前半は緩徐楽章、そして後半はフィナーレ的性格を持つ。

参考文献

  • 作曲家別名曲解説ライブラリー18「北欧の巨匠」

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