ワット・ロンクンとは? わかりやすく解説

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ワット・ロンクン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/15 06:44 UTC 版)

ワット・ロンクン

ワット・ロンクンタイ語: วัดร่องขุ่น)はタイ王国チエンラーイ県ムアンチエンラーイ郡にある、現代的で因習にとらわれない様式を持った仏教寺院。国外では「ホワイト・テンプル」の名でよく知られ、元画家のアーティストであるチャルムチャイ・コーシッピパット英語版が1997年にデザインした。歴史の浅い寺院であるが、チェンマイチェンライ間の観光バス周遊コースでは定番のスポットになっている[1]

この建造物はタイの伝統芸術と超現実主義の融合であり、本殿が白く塗られているのは仏陀の清浄さを象徴するためである。一方、建物内部に入ると壁面にはバットマンスーパーマンプレデターマトリックスなどポップカルチャー由来のモチーフが、仏教的文脈における善悪を表現するよう描かれている。チャルムチャイはこの寺院を、人々が仏陀の教えを学び瞑想する場所にしたいと考えている。最終的には、3エーカーの敷地に塔や庵などを含めて9つの建物を作る予定だという[2]

付近にあるワット・ロンスアテン(ブルーテンプル)・バーンダム・ミュージアム(ブラックハウス)と合わせてホワイトテンプルと紹介される[3][4]

2014年の地震

2014年5月5日の午後6時8分(現地時間)、チエンラーイ県メーラーオ郡震源とした大地震が発生し、この寺院は大きなダメージを受け[5]、無期限閉鎖となった[6]。チャルムチャイは翌6日、寺院を丸ごと破却して再建しないつもりだと述べた[7]。しかし7日朝、技術者の一団が現地調査を行い、寺院の全ての構造物は地震で傷ついてはいないことを確認した後、チャルムチャイは2年のうちに寺院を元の美しい姿に再建すると発表し、自分の人生をその仕事に捧げることを約束した。また8日の午後に敷地の公開を再開するとも発表した[8][9]

ギャラリー

脚注

外部リンク

座標: 北緯19度49.480分 東経99度45.800分 / 北緯19.824667度 東経99.763333度 / 19.824667; 99.763333



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