ワット・ラーチャブーラナ (アユタヤ)とは? わかりやすく解説

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ワット・ラーチャブーラナ (アユタヤ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 10:11 UTC 版)

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ワット・ラーチャブーラナ
วัดราชบูรณะ
Wat Ratchaburana
ワット・ラーチャブーラナの中央塔堂
基本情報
座標 北緯14度21分32秒 東経100度34分4秒 / 北緯14.35889度 東経100.56778度 / 14.35889; 100.56778座標: 北緯14度21分32秒 東経100度34分4秒 / 北緯14.35889度 東経100.56778度 / 14.35889; 100.56778
宗教 仏教
地区 アユタヤ郡
アユタヤ県
タイ
建設
創設者 サームプラヤー
完成 1424年
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平面・概要図

ワット・ラーチャブーラナ(Wat Ratchaburana、タイ語: วัดราชบูรณะ)は、タイアユタヤに位置するアユタヤ歴史公園にある仏教寺院(ワットwat)である。寺院中央の塔堂(プラーン、prang)は市内でも有数なものである。アユタヤの島の区域に位置するワット・ラーチャブーラナは、ワット・マハータートのすぐ北にある[1]

歴史

ワット・ラーチャブーラナは、1424年にアユタヤ王朝の王サームプラヤー(ボーロマラーチャーティラート2世)により創設され、父ナカリンタラーティラート(インタラーチャー1世)の王位継承による決闘で死に至った2人の兄弟の火葬場所に構築された[2]

1957年、寺院の地下聖堂からは多数の仏像や金工芸品が略奪された。窃盗犯は後に捕えられたが、宝物はわずかしか戻らなかった。回収されたいくつかは、今日、近くのチャオ・サーム・プラヤー国立博物館英語版に収蔵されている。その後の地下聖堂の発掘では、より多くの貴重な仏像が発見された[1][3]

建築・美術

塔堂の装飾

寺院中央の塔堂は修復を経て、例えばナーガの上に降り立つガルーダなど、当初の化粧漆喰(スタッコ)の作品が見られる。そのほか神話上の生物と同じくハスも描写されている。4基のスリランカ式の仏塔(ストゥーパ)がその中央塔堂を囲んでいる[1][3]

急勾配の階段で到達可能な塔堂の地下聖堂には、退色したフレスコ画がある。これらは早期アユタヤ時代からのものなど貴重ないくつかがある[2]。現在、チャオ・サーム・プラヤー博物館に収蔵される地下聖堂の仏像は、クメール英語版スコータイの双方の影響を示している[3]

脚注

  1. ^ a b c Williams, China; Beales, Mark; Bewer, Tim (2012-02). Lonely Planet Thailand (14th ed.). Lonely Planet Publications. p. 162. ISBN 978-1-74179-714-5 
  2. ^ a b Thailand (Eyewitness Travel Guides) (1st American ed.). DK Publishing, Inc.. (1997). p. 166. ISBN 0-7894-1949-1 
  3. ^ a b c Gray, Paul; Ridout, Lucy (1995). Thailand - The Rough Guide (2nd ed.). Rough Guides Limited. pp. 171–172. ISBN 1-85828-140-7 

参考文献

  • 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、238頁。 ISBN 4-8396-0144-5
  • 中村浩『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、173-174頁。 ISBN 978-4-8295-0701-8

関連項目

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