ロレンツォ・リッピとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ロレンツォ・リッピの意味・解説 

ロレンツォ・リッピ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 01:25 UTC 版)

ロレンツォ・リッピ
Lorenzo Lippi
誕生日 (1606-05-03) 1606年5月3日
出生地 フィレンツェ
死没年 1665年4月15日(1665-04-15)(58歳没)
死没地 フィレンツェ
テンプレートを表示

ロレンツォ・リッピ(Lorenzo Lippi、1606年5月3日 - 1665年4月15日)は、イタリア画家詩人である。

略歴

フィレンツェで生まれた。フィレンツェの画家、マッテオ・ロッセッリ(Matteo Rosselli: 1578-1650)から絵を学んだ。同時期のロッセッリの弟子にはバルダッサーレ・フランチェスキーニ(1611-1690)やフランチェスコ・フリーニ (c.1600-1646) がいた。ロレンツォ・リッピの作品にはロッセッリやサンティ・ディ・ティート(1536-1603)の影響が見られるとされる。

フィレンツェで働き、1939年からフィレンツェで活動したナポリ出身の画家、サルヴァトル・ローザ(1615-1673)とも親しくなり、文学好きのローザとともに文学活動もした。40歳の時、裕福な彫刻家、ジョヴァンニ・スッシーニ(Giovanni Francesco Susini: c.1585-1653)の娘と結婚した。

1647年にインスブルックに移り、オーストリア大公、レオポルト5世の未亡人で、チロル伯領の摂政であったクラウディア・デ・メディチの宮廷画家になった。インスブルックでは多くの優れた肖像画を描き[1]、1649年まで滞在した。この時代にペルローネ・ツィポリ(Perlone Zipoli)というペンネームで風刺的な文学作品「Il Malmantile racquistato」を創作したとされ、これは没後の1676年に出版されてリッピを有名にした。

1665年にリッピは肺炎のためフィレンツェで死去したと伝えられている。

弟子にはバルトロメオ・ビンビ(1648-1729)がいる。

作品

脚注

  1. ^ Rossetti, William Michael (1911). "Lippi s.v Lorenzo Lippi". In Chisholm, Hugh (ed.). Encyclopædia Britannica. Vol. 16 (11th ed.). Cambridge University Press. pp. 741–742.

参考文献

  • Chiara D’Afflitto, Clizia Carminati: LIPPI, Lorenzo. V: Mario Caravale (vyd.): Dizionario Biografico degli Italiani (DBI). Sv. 65 (Levis–Lorenzetti), Istituto della Enciclopedia Italiana, Rom 2005 (italsky).

ロレンツォ・リッピ(Lorenzo Lippi 、1606年 - 1665年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 23:42 UTC 版)

17世紀フィレンツェ派の画家」の記事における「ロレンツォ・リッピ(Lorenzo Lippi1606年 - 1665年)」の解説

ロレンツォ・リッピはマッテオ・ロッセッリのもとで絵画学んだが、彼に最も大きな影響与えたのはサンティ・ディ・ティートであった

※この「ロレンツォ・リッピ(Lorenzo Lippi 、1606年 - 1665年)」の解説は、「17世紀フィレンツェ派の画家」の解説の一部です。
「ロレンツォ・リッピ(Lorenzo Lippi 、1606年 - 1665年)」を含む「17世紀フィレンツェ派の画家」の記事については、「17世紀フィレンツェ派の画家」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ロレンツォ・リッピ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロレンツォ・リッピ」の関連用語

ロレンツォ・リッピのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロレンツォ・リッピのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロレンツォ・リッピ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの17世紀フィレンツェ派の画家 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS