ロシア・フィルハーモニー管弦楽団とは? わかりやすく解説

ロシア・フィルハーモニー管弦楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 00:59 UTC 版)

モスクワ市交響楽団
2002年からの活動拠点である
モスクワ国際音楽堂
基本情報
原語名 Симфонический оркестр Москвы
«Русская филармония»
出身地 ロシア モスクワ
ジャンル クラシック
活動期間 1995年 -
公式サイト orchestra.ru/
メンバー 首席指揮者
ファビオ・マストランジェロ

モスクワ市交響楽団《ロシア・フィルハーモニー》ロシア語: Симфонический оркестр Москвы «Русская филармония»英語: Moscow City Symphony Orchestra "Russian Philharmonic")は、モスクワを拠点とするロシアオーケストラ。モスクワ市が所管する。単にモスクワ市交響楽団と呼ぶ場合が多い[1]

概要

アメリカの実業家テッド・ターナー等によって1993年に開局した放送局TV-6[2]のオーケストラとして、1995年に創設された。当初は、現在の名称の一部となっている「ロシア・フィルハーモニー」(ロシア語: Русская филармония)を名乗っていた[3]。初代芸術監督兼首席指揮者には、アレクサンドル・ヴェデルニコフが就任し、1995年9月29日にモスクワ音楽院大ホールで最初の公演を行った。演奏は好評を博し、公演要請が相次ぎ、最初の音楽シーズンのうちに「モスクワの秋」音楽祭、ノヴゴロドで開催されたラフマニノフ音楽祭などに参加している。2000年に所管がTV-6よりモスクワ市に変わり[4]2002年からは同年に完成したモスクワ国際音楽堂[5]を拠点に演奏活動を行っている。日本では2002年、2004年に「ロシア・フィルハーモニー交響楽団」名義で公演を行った。

2003年にはドミトリ・ヤブロンスキーを音楽顧問(Music Adviser)として迎える。2006年ドイツ・グラモフォンからリリースされたショスタコーヴィチ作品の録音が高い評価を受け、グラモフォン賞を受賞した。[6]

NAXOSと関わりが深く、ショスタコーヴィチチャイコフスキーなどロシア音楽の他、伊福部昭大澤壽人早坂文雄深井史郎といった日本人の作品群の録音を同レーベルに残している。[7]

歴代首席指揮者等

脚注

注釈・出典

  1. ^ 参考文献 ナクソスCD(及びそれに由来すると思われる英語版記事名)、「オーケストラ名鑑」p.167
  2. ^ 後にボリス・ベレゾフスキーがオーナーとなり、プーチン政権を批判する報道を繰り返した。債務超過を理由にロシア最高仲裁裁判所より解散を命じられ、2002年に閉局している。
  3. ^ ARTSレーベルCD、チャイコフスキーバレエ組曲集で確認できる。
  4. ^ このため、オーケストラの公式サイトをはじめ、諸資料では「2000年創設」という記述になっている。
  5. ^ ロシア語: Московский международный Дом музыки、通称「ドーム・ムージキ」。日本語では、他に「モスクワ国際音楽劇場」「モスクワ国際音楽の家」などの表記もある。
  6. ^ ロシア・フィルハーモニー管弦楽団のプロフィール[リンク切れ] 2007年12月10日確認
  7. ^ ロシア・フィルハーモニー管弦楽団のディスコグラフィー[リンク切れ] 2007年12月10日確認

参考文献

下記の外部リンク先も参照

外部リンク






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