ロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代)の意味・解説 

ロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/10/23 11:21 UTC 版)


艦歴
発注: 1786年2月3日
建造: プリマス工廠
起工: 1774年1月7日
進水: 1786年9月11日
改名: 1825年8月17日、キャプテン
その後: 1841年解体
性能諸元
クラス: 1等戦列艦
全長: 砲列甲板:183ft 10½in(56.0m)
全幅: 52ft 1in(15.9m)
喫水: 22ft 2½in(6.8m)
機関: 帆走(3本マストシップ
兵装: 100門:

上砲列:12ポンド(5kg)砲30門
中砲列:24ポンド(11kg)砲28門
下砲列:32ポンド(15kg)砲28門
後甲板:12ポンド(5kg)砲10門
艦首楼:12ポンド(5kg)砲4門

ロイヤル・ソブリンHMS Royal Sovereign)はイギリス海軍の100門1等戦列艦トラファルガーの海戦カスバート・コリングウッド提督旗艦であったことで有名である。ロイヤル・ソブリンの名を持つ艦としては3代目で、設計はエドワード・ハント卿による。1786年9月11日プリマス工廠で進水し、建造費は67,458ポンドだった。同型艦はない。

1795年6月16日ウィリアム・コーンウォリス中将の旗艦として「コーンウォリスの退却」に参加する。

ロイヤル・ソブリンは1805年10月21日のトラファルガーで最初に戦闘を開始した艦だった。もう一方の先頭艦はホレーショ・ネルソンヴィクトリーである。船体の銅板をカディス到着前に張り替えていたため、海戦当日のような微風でもロイヤル・ソブリンは他の艦より高い速力を発揮することが出来た。そのため先陣を切ることになったのだ。艦が敵戦列に突入しスペイン艦サンタ・アナと交戦を開始したのを見てネルソンはロイヤル・ソブリンを指差して「コリングウッドのすばらしい戦い方を見たまえ!」と賞賛し、コリングウッドは艦長に「ネルソンはこの場にいたかっただろうね」と発言した。

ロイヤル・ソブリンはスペイン艦隊に廃船同然に打ちすくめられたが、サンタ・アナを降伏させることに成功し後続艦が到着するまで持ちこたえた。

1825年8月17日キャプテンと改名されているが、それ以前に現役から外れプリマス港内で新兵の宿舎として利用されていたようだ。1826年6月には廃船となり、最終的1841年8月28日に解体された。備砲のうち4門は保存され、タインマスのコリングウッド記念碑の一部として利用されている。

参加海戦

参考文献

  • Lavery, Brian (2003) The Ship of the Line - Volume 1: The development of the battlefleet 1650-1850. Conway Maritime Press. ISBN 0-85177-252-8.

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代)」の関連用語

ロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロイヤル・ソブリン (戦列艦・3代) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS