レオポルド警部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 03:03 UTC 版)
「エドワード・D・ホック」の記事における「レオポルド警部」の解説
レオポルド警部 (Captain Leopold) は刑事で、コネチカット州の名もない街の警察の凶悪犯罪班のリーダー。レオポルト警部はホックが最もよく使うキャラクターである。同僚にフレッチャー警部補とコニー・トレント巡査部長がいる。レオポルド・シリーズは表面的には警察もので、犯罪を調査する警官たちのやり取りが描かれるが、犯罪そのものが一風変わっていて、プロットと手掛かりの与え方にホックの手腕が発揮されている。警察の活動よりも、レオポルドと仲間の推理力によって結末を迎えることが多い。時々、不可能犯罪や密室が扱われる。 レオポルド・シリーズを見れば、ホックのシリーズ物の魅力のひとつがよく分かる。キャラクターが現実の時の進みに合わせて年をとり、変化していくのである。シリーズが進むなかで、レオポルドは離婚し、再婚し、引退し、仕事に復帰し、再び引退する。フレッチャー警部補はレオポルドに代わって警部に昇進し、コニー・トレントは警部補に昇進する。フレッチャーとトレントに焦点を合わせ、レオポルドは人望厚い相談役としてのみ登場する話も書かれるようになった。 レオポルドは補助的なキャラクターとして1957年に初登場した。1991年3月の『レオポルド警部のバッジを盗め』ではニック・ヴェルヴェットと共演した。ほとんどのレオポルド・シリーズは『EQMM』で発表されたが、『アルフレッド・ヒッチコック・ミステリ・マガジン』でもたくさん発表されている。
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