ルリミツユビカワセミとは? わかりやすく解説

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ルリミツユビカワセミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 02:50 UTC 版)

ルリミツユビカワセミ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ブッポウソウ目 Coraciiformes
: カワセミ科 Alcedinidae
亜科 : カワセミ亜科 Alcedininae
: Alcedo
: ルリミツユビカワセミ
A. azurea
学名
Alcedo azurea
英名
Azure Kingfisher

ルリミツユビカワセミ (学名:Alcedo azurea)は、ブッポウソウ目カワセミ科に分類される鳥類の一種。

分布

オーストラリア東部及び北部、タスマニア島ニューギニア島などの、河川沿い、湖沼周辺、マングローブ周辺に生息。

形態

体長17~19cm。背面は光沢のある青色で、腹面は栗色。喉の下は乳白色。目先および肩の辺りに白色から栗色の筋が入る。翼の先端は褐色みを帯びる。くちばしは黒色。

同所的に生息するヒメミツユビカワセミ、モリショウビンと似ているが、ヒメミツユビカワセミは腹面が白色であることと、ヒメミツユビカワセミの方がより小さいこと、モリショウビンはオスは首を一周する白色の帯が、メスは肩の辺りまで白い帯があることと、モリショウビンの方が一回り大きいことで区別できる。

分類

7亜種確認されている。

  • A. a. azurea:オーストラリア東部に分布する基亜種。
  • A. a. ruficollaris:オーストラリア北部、ヨーク岬半島からブルームにかけて分布する。亜種中最も小さい。
  • A. a. dienemensis:タスマニア亜種。亜種中最も大きく、重い。また、冠羽がより濃く、紫色みを帯びる。
  • A. a. lessonii:ニューギニア島南部亜種。
  • A. a. ochrogaster:ニューギニア島北部亜種。
  • A. a. affinis北マルク亜種
  • A. a. yamdenaeバンダ海南部亜種。

生態

河川や湖沼の岸にある木にとまり、探餌を行う。餌である、小魚や小さなザリガニなどを見つけると、水の中に頭から飛び込んで、口で捕らえる。

繁殖期は、オーストラリア東部および南部では9月から1月までで、北部の個体群は南部の個体群よりも遅く雨期と同じ頃である。巣は、河川沿いなどの土手に、雌雄共同で約1mの穴を掘る。産卵数は4~7卵。約3週間で孵化し、その後3~4週間で巣立つ。

参考文献

  • Michael Morcombe, Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740215596
  • Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife. Reader's Digest ISBN 9780864491183




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