リーベルマン論文とコスイギン改革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 16:32 UTC 版)
「ソビエト連邦の経済」の記事における「リーベルマン論文とコスイギン改革」の解説
1962年、ハリコフ大学経済学部のエフセイ・リーベルマン教授が共産党機関紙プラウダに論文を発表し、ソビエト経済においても企業や個人の利潤追求を重視し、経済運営の分権化や市場原理の限定的導入による生産性の向上を提唱した。これを元にアレクセイ・コスイギン首相により、企業がノルマ以上の成果を出した場合の報奨金制度などの経済改革(コスイギン改革)が進められた。しかしこの改革はあくまでも限定的なもので、なおかつ東ヨーロッパ諸国にプラハの春に象徴されるような過度の自由主義化をもたらしたという批判により、この限定的改革ですら後退した。
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