リングワールドの玉座とは? わかりやすく解説

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リングワールドの玉座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/16 07:47 UTC 版)

リングワールドの玉座
The Ringworld Throne
著者 ラリー・ニーブン
訳者 小隅黎
発行元 早川書房(日本語版)
ジャンル サイエンス・フィクション
アメリカ合衆国
言語 英語(日本語)
前作 リングワールドふたたび
次作 リングワールドの子供たち
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リングワールドの玉座』(リングワールドのぎょくざ、The Ringworld Throne )は、1996年ラリー・ニーヴンが発表したSF小説。「ノウンスペース」シリーズのうち、リングワールドを舞台とした3番目の作品である。日本語訳版は小隅黎が翻訳、早川書房より出版。

この作品の舞台は前作『リングワールドふたたび』(The Ringworld Engineers )の結末でルイス・ウーと「至後者(ハインドモースト)」がリングワールドの軌道を安定させてから約11年後である。全体は2つの物語に分かれており、結末で一挙に合流する。前半は主にリングワールド各地から集結した様々な亜人類たちを描いている。彼らは自分たちを食糧源としてきた吸血鬼(ヴァンパイア)たちとの戦いを繰り広げる。

後半はルイス・ウーの冒険の続きが描かれている。リングワールドを救うために多くの亜人類を犠牲にした(と思い込んでいる)彼は罪の意識から高度医療を拒否し、老化と病気に蝕まれてしまっていた。しかし「至後者(ハインドモースト)」からそれほど大量の亜人類が死に絶えたわけではないこと、そしてリングワールドに新たな危機が迫っていることを知らされ、「至後者」のもとに戻って治療を受けるのである。新たな仲間としてハミイーの息子である「侍者(アコライト)」というクジン人も登場する。しかし彼らは吸血鬼のプロテクターに捕らえられることになる。

話はリングワールドの外壁(リム)にいるプロテクターと、リングワールドの防御システムを掌握しているプロテクターとの覇権争いへとつながってゆく。本章ではルイス、「至後者(ハインドモースト)」、「侍者(アコライト)」は傍観者といった立場になっており、プロテクターたちがほとんど主役であるかのような内容となっている。





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