リック・マロッタとは? わかりやすく解説

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リック・マロッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 04:42 UTC 版)

リック・マロッタ
Rick Marotta
出生名 Richard Thomas Marotta
生誕 (1948-01-07) 1948年1月7日(77歳)
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル ロックポップスジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ドラムパーカッション

リック・マロッタRick Marotta1948年1月7日 - )は、アメリカ合衆国のドラマー、パーカッショニスト。アレサ・フランクリンカーリー・サイモンスティーリー・ダンジェームス・テイラーポール・サイモンジョン・レノンホール&オーツスティーヴィー・ニックスワイノナ・ジャッドロイ・オービソントッド・ラングレンロバータ・フラックピーター・フランプトンクインシー・ジョーンズジャクソン・ブラウンアル・クーパーウェイロン・ジェニングスランディ・ニューマンケニー・Gジャクソンズクロスビー・スティルス&ナッシュボズ・スキャッグスウォーレン・ジヴォンリンダ・ロンシュタットといった著名なアーティストたちのレコーディングに参加してきた[1]。また、人気テレビ番組『HEY!レイモンド』や『Yes, Dear』の音楽も手掛けた作曲家でもある。

略歴

マロッタはニューヨークで生まれ、19歳で独学によってドラムを学んだ[2]。彼はザ・リバボート・ソウル・バンドというバンドに所属。1968年にシングル「Mess-up」などを収録した『リトル・スージー - ザ・リバボート・ソウル・バンド・ファースト・アルバム』をリリースした。

マロッタは1970年代初頭、自身のグループで短命であったブレスレンというバンドのドラマーを務めていた[3]。トム・コスグローヴがボーカル兼リード・ギター、スチュ・ウッズがベース、マイク・ガーソンがキーボードを担当した。彼らは2枚のアルバムをリリースしている。1枚目はバンド名を冠した『ブレスレン』で、そこそこの成功を収めた。2枚目はバンドが崩壊寸前にリリースされたため、現在では入手困難となっている。バンドは独特のサウンドで、ロックカントリーを融合させつつ、ジャズの要素も入れており、また、彼らのためにアルバムのライナーノートと楽曲「Loop Garoo」を書いたドクター・ジョンの影響も受けている。その後、マロッタはテレビのシットコム『HEY!レイモンド』と『Yes, Dear』の音楽を作曲した[4]。1995年には、シチュエーション・コメディ『Double Rush』のエピソード「Johnny and the Pace Makers」にゲスト出演している[5]

弟のジェリー・マロッタも、ピーター・ガブリエルとレコーディングやツアーを行ったことがある著名なドラマー兼パーカッショニストである。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • Just The Ticket (Music From The Motion Picture) (1999年) ※映画『ラスト・チャンスをあなたに』サウンドトラック with アンディ・ガルシア

ブレスレン

  • 『ブレスレン』 - Brethren (1970年、Tiffany)
  • 『モーメント・オブ・トゥルース』 - Moment Of Truth (1971年、Tiffany)

参加アルバム

カーリー・サイモン

  • ホットケーキ』 - Hotcakes(1974年)
  • 『スパイ』 - Spy(1979年)
  • 『パーティへようこそ』 - Come Upstairs(1980年)
  • トーチ』 - Torch(1981年)
  • 『ハロー・ビッグ・マン』 - Hello Big Man(1983年)
  • 『届かぬ手紙』 - Letters Never Sent(1994年)
  • 『ディス・カインド・オブ・ラヴ』 - This Kind of Love(2008年)

ヴァン・マッコイ

  • 『ラブ・イズ・ジ・アンサー』 - Love Is the Answe (1974年、Avco) ※with ソウル・シティ・シンフォニー
  • 『ディスコ・ベイビー』 - Disco Baby (1975年、Avco) ※with ソウル・シティ・シンフォニー
  • 『ディスコ・キッド』 - The Disco Kid (1975年、Avco)

スティーリー・ダン

ジョン・トロペイ

  • 『トロペイ』 - Tropea (1975年、Marlin)
  • 『ショート・トリップ・トゥ・スペース (宇宙楽園)』 - Short Trip to Space (1977年、Marlin)
  • 『トゥ・タッチ・ユー・アゲイン』 - To Touch You Again (1979年、Marlin)

ウォーレン・ジヴォン

  • 『エキサイタブル・ボーイ』 - Excitable Boy (1978年、Asylum)
  • 『ダンシング・スクールの悲劇』 - Bad Luck Streak in Dancing School (1980年、Elektra)
  • 『ジ・アンヴォイ (外交使節)』 - The Envoy (1982年、Asylum)

脚注

外部リンク




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