リサイクル着物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 12:50 UTC 版)
アンティーク着物に対して、おおむね昭和30 - 40年代頃の、制作年代がそれほど古くはない中古着物をリサイクル着物と呼ぶ。アンティーク着物は傷みなどがあっても高価で取引されることがあるが、リサイクル着物は、状態が良いものであっても、概してアンティーク着物よりもずっと安価である。 江戸時代から戦前頃までは、和服は、新品の反物から誂える以外は、中古品を古着屋で購入するのが一般的であった。戦後、和服が日常着ではなくなると、従来の古着屋は事業として成立しなくなり、そこで扱われていた古着は一般の古物商などで売買されることとなる。現代の「たんす屋」などのリサイクル着物ショップは、いわば着物流通形態の先祖返りともいえる。 アンティーク着物、リサイクル着物とも、近年はネットショップやインターネットオークションなどで売買されることが増えている。
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