メルヴィン・エルサレムとは? わかりやすく解説

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メルヴィン・エルサレム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 23:36 UTC 版)

メルヴィン・エルサレム
基本情報
本名 Melvin Oliva Jerusalem
通称 El Gringo
階級 ミニマム級
身長 157cm
リーチ 157cm
国籍 フィリピン
誕生日 (1994-02-22) 1994年2月22日(31歳)
出身地 ブキドノン州マノロ・フォルティッチタガログ語版
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 24
KO勝ち 14
敗け 3
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メルヴィン・エルサレム英語: Melvin Jerusalem1994年2月22日 - )は、フィリピンプロボクサーブキドノン州マノロ・フォルティッチ出身。現WBC世界ミニマム級王者。元WBO世界ミニマム級王者。

来歴

2014年、セブ島での試合でプロデビュー。

2017年1月25日、タイピッサヌローク県WBC世界ミニマム級王者のワンヒン・ミナヨーティンとWBC世界同級タイトルマッチを行うも、試合途中でエルサレムのローブローによる反則で減点1を取られたこともあり、12回0-3(113-114×2、113-115)の判定負けで王座獲得に失敗した[1]

2021年7月16日、同国人のトト・ランデロOPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦を行い、12回判定勝ちで王座を獲得した[2]

OPBF王座獲得後はノンタイトル戦2試合に勝ち、2023年1月6日、エディオンアリーナ大阪にてWBO世界ミニマム級王者の谷口将隆ワタナベボクシングジム)とWBC世界同級タイトルマッチを行い、2回1分4秒でTKO勝ちして王座を獲得した[3]

2023年2月27日、WBO本部で行われた王者のエルサレムとWBO世界ミニマム級2位の指名挑戦者オスカー・コラーゾとの間で行われるWBO世界同級タイトルマッチの入札で、コラーゾを擁するゴールデンボーイ・プロモーションズとプロモシオーネ・ミゲール・コットが152,000ドルを提示して、亀田興毅率いる3150FIGHTの101,000ドルを抑えて興行権の落札を許した[4][5]

2023年5月27日、カリフォルニア州インディオファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノでWBO世界ミニマム級2位の指名挑戦者オスカー・コラーゾとWBC世界同級タイトルマッチを行うも、7回終了後にエルサレムが棄権した為TKO負けを喫し王座から陥落した[6]

2024年3月31日、名古屋国際会議場イベントホールでWBC世界ミニマム級王者の重岡優大とWBC世界同級タイトルマッチを行い、重岡から2度のダウンを奪って12回2-1(114-112×2、113-114)の判定勝利を収め世界王座に返り咲いた[7]

2024年9月22日、メトロマニラのマンダルヨン・シティ・カレッジでWBC世界ミニマム級1位にして無敗の記録を持つルイス・カスティージョとWBC世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(120-107×2、118-109)の判定勝ちを収めカスティージョに初黒星を与えると同時に初防衛に成功した[8]

2025年3月30日、名古屋市国際展示場でWBCミニマム級1位の重岡優大と1年ぶりに再戦し、12回3-0の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[9]

2025年7月8日、エルサレムは同年夏頃にWBO世界ミニマム級王者のオスカー・コラーゾとのWBC・WBO世界同級王座統一戦での再戦を行う予定で交渉が進められていたが、同日付でエルサレムが試合のファイトマネーに納得しなかったことから交渉は決裂した。

戦績

  • プロボクシング:27戦 24勝 (13KO) 3敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2014年7月13日 4R 判定3-0 マイケル・カメリオン フィリピン プロデビュー戦
2 2014年9月17日 1R 2:30 TKO クリスチャン・ソラトリオ フィリピン
3 2014年12月18日 2R 0:37 KO ジョマー・セニタ フィリピン
4 2015年1月18日 1R 1:36 KO レズ・パトロガネ フィリピン
5 2015年3月7日 1R 1:59 TKO ロダンテ・スアカサ フィリピン
6 2015年5月30日 1R 2:15 TKO ライアン・ラロゾ フィリピン
7 2015年6月28日 7R 終了 TKO マーク・アンソニー・フロリダ フィリピン
8 2015年11月28日 2R 2:30 TKO クリソン・オマヤオ フィリピン
9 2016年2月27日 8R 判定2-0 フロランテ・コンデス フィリピン
10 2016年7月16日 10R 判定3-0 ジョナサン・レフュジオ フィリピン
11 2016年11月26日 6R 判定3-0 ファビオ・マルファ フィリピン
12 2017年1月25日 12R 判定0-3 ワンヒン・ミナヨーティン タイ WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
13 2017年7月8日 10R 判定0-3 ジョーイ・カノイ英語版 フィリピン
14 2017年11月25日 8R 判定3-0 ジェストーニ・ラコマ フィリピン
15 2018年6月9日 8R 1:12 TKO フィリップ・ルイス・クエルド フィリピン
16 2018年11月10日 10R 判定3-0 トト・ランデロ フィリピン
17 2019年8月17日 7R 終了 TKO レイマーク・タダイ フィリピン
18 2020年12月17日 2R KO ジェイソン・フランシスコ フィリピン
19 2021年7月16日 12R 判定3-0 トト・ランデロ フィリピン OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ
20 2022年2月26日 12R 判定3-0 ラメル・アンタラン フィリピン
21 2022年8月24日 2R 1:21 TKO マイケル・カメリオン フィリピン
22 2023年1月6日 2R 1:04 TKO 谷口将隆 日本 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
23 2023年5月27日 7R 終了 TKO オスカー・コラーゾ プエルトリコ WBO陥落
24 2023年10月29日 8R 判定3-0 フランシス・ジェイ・ディアス フィリピン
25 2024年3月31日 12R 判定2-1 重岡優大 日本 WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
26 2024年9月22日 12R 判定3-0 ルイス・カスティージョ メキシコ WBC防衛1
27 2025年3月30日 12R 判定3-0 重岡優大 日本 WBC防衛2
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獲得タイトル

  • OPBF東洋太平洋ミニマム級王座(防衛0=返上)
  • WBO世界ミニマム級王座(防衛0)
  • WBC世界ミニマム級王座(防衛2)

脚注

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
リト・ダンテ
第23代OPBF東洋太平洋ミニマム級王者

2021年7月16日 - 2023年(返上)

空位
次タイトル獲得者
石井武志
前王者
谷口将隆
WBO世界ミニマム級王者

2023年1月6日 - 2023年5月27日

次王者
オスカー・コラーゾ
前王者
重岡優大
WBC世界ミニマム級王者

2024年3月31日 - 現在

次王者
N/A



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