メタラシクロペンタジエン及びメタラベンゼン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 09:54 UTC 版)
「メタラサイクル」の記事における「メタラシクロペンタジエン及びメタラベンゼン」の解説
メタラシクロペンタジエンは、化学式LnM(CH)4の化合物である。大部分は、銅(I)や亜鉛(II)誘導体等の低原子価金属中心での2つのアルキンのカップリングにより生じる。後期遷移金属(Co, Ni)誘導体は、アルキンからアレンへの金属触媒三量化の中間体である。早期遷移金属(Ti, Zr)誘導体は、化学量論的用いられる。例えば、ジルコンアシクロペンタジエンは、Cp2ZrC4Me4は、C4Me42-の便利なキャリアである。最も古いメタラサイクルの1つかは、第一鉄のジメタラシクロペンタジエン錯体であり、化学式はFe2(C2R4)(CO)6である。これは、アルキンのカップリングやチオフェンの脱硫で生じる。 メタラシクロベンゼンは、化学式LnM(CH)5であり、CH中心の1つが遷移金属錯体で置換したベンゼン誘導体とみることができる。
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