メシエの誤りとその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/12 18:12 UTC 版)
「M91 (天体)」の記事における「メシエの誤りとその影響」の解説
しかしメシエは、M91の位置を算出する際にM58を基準としたつもりが、誤ってM89を基準としてしまった。この誤りによってM91は長い間見失われた天体となっていた。1969年にテキサス州フォートワースのアマチュア天文家ウィリアム・C・ウィリアムズによってこの過ちが指摘され、21世紀現在では NGC 4548がM91であるする説が受け入れられている。なおNGC 4548は後の1784年4月8日にウィリアム・ハーシェルによって独立発見されている。 NGC 4548と同定される以前は、優秀なコメットハンターであるメシエが銀河と彗星を見間違えたのだとする説や、M58を重複して数えてしまったとする説、NGC 4571であるとする説などが候補として上がっていた。
※この「メシエの誤りとその影響」の解説は、「M91 (天体)」の解説の一部です。
「メシエの誤りとその影響」を含む「M91 (天体)」の記事については、「M91 (天体)」の概要を参照ください。
- メシエの誤りとその影響のページへのリンク