ミュケーナイの王位継承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 14:03 UTC 版)
「テュエステース」の記事における「ミュケーナイの王位継承」の解説
ステネロスの子エウリュステウスの死後、神託はペロプスの子をミュケーナイの王にすべしと告げた。そこでテュエステースとアトレウスは王位をめぐって対立した。テュエステースはアトレウスの妻アーエロペーと姦通し、アトレウスが大事に保管していた金羊毛を盗ませて自分のものにしたうえで、金羊毛の所有者が王位を継ぐべきだと主張した。アトレウスが同意すると、金羊毛を示し、王となった。しかしゼウスはヘルメースを遣わし、もし太陽が天を逆に進んだならアトレウスが王になることをテュエステースに認めさせた。そして実際に太陽が逆行したとき、アトレウスが王となり、テュエステースは追放された。
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