ミセリとは? わかりやすく解説

ミセリ

名前 Miceli

ダン・ミセリ

(ミセリ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 16:58 UTC 版)

ダニエル・ミセリDaniel "Dan" Miceli, 1970年9月9日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク出身のプロ野球選手投手)。イタリア系アメリカ人


注釈

  1. ^ 本人は2004年シーズンを最後に引退を決意しており、巨人サイドの強い要請で現役続行を決意し来日したとされるが、FA申請をしての巨人入団であり、巨人解雇直後にメジャーに復帰していることから、本当に引退を決意していたかは不明である。
  2. ^ 解説者であった江川卓からも「クイックがあまり上手くないので、塁に出たときに走られてしまう」と言われた。
  3. ^ 試合後、ミセリは「投げて打たれた。それも野球だ。審判の判定にも慣れているさ」と述べる。審判の判定とは、ラロッカの打球がバックスクリーンのフェンス上部に当たってほぼ垂直に跳ね返り外野フィールド内に落ちたものを、審判に本塁打と判定された事である。巨人側は「あの打球はフェンスのラバー最上部に当たったのであり、柵は越えていない」と抗議したが覆らなかった。
  4. ^ この試合後のコメントは「野球というスポーツの一部。投げて、打たれた。それだけだ」と前回登板時とほぼ同様のものだった。
  5. ^ 一見すると不条理なものに思えるが、マイナー契約における待遇の格差が著しいメジャーリーグでは選手側の労働権利として比較的ポピュラーな条項である。ただしその反面、シーズン途中のトレードや解雇も容赦なく行われる。首脳陣に条項のことが知らされたのはこのときになってようやくであった。この頃ミセリはマスコミの取材に対し「どんな成績に終わっても、今季限りで引退する。本当は昨年限りのつもりだったのに、巨人から思わぬオファーがあったから来日した。メジャーでやり残したことは何もないし、日本でダメなら、さっさと帰国するだけ」と、すでに現役に見切りをつけているようなコメントを残している。
  6. ^ このときはミセリは起用されず、前の回から投げていた久保裕也がそのまま続投した。
  7. ^ その内容について山本は「肩の調子について聞いた」とし、阿波野は「嘘を言いたくないから言えない。代理人にも関わること。重要な話し合いです」と答えている。一方で記者から質問を受けたミセリは「日本の美しさや家族構成のこと、それに仏教について話した」とコメントしている。
  8. ^ 2024年に加入したルーグネッド・オドーアが開幕一軍メンバーから漏れ、ファーム調整を告げられたが、本人はこれを拒否し、退団・帰国を希望。球団もこれを認めたことで、開幕3日前の3月26日に退団が発表され4月4日付で自由契約となり球団史上最速での退団となったが、解雇という点に絞ればミセリが未だ最速である。
  9. ^ 解雇の理由について球団社長の桃井恒和は会見で「いつ投げられるようになるか分からない投手を一軍に置いておくわけにはいかない。一軍に帯同させる形で再生できるのかという疑問もあった。チームが勝つ態勢を整えるために早い決断が必要だった」と発表している。この一連のミセリ騒動を皮切りに、2005年シーズンにおける巨人の投手陣は、エースの上原浩治の故障やリリーフ陣の深刻な駒不足など、以前から懸念されていた不安材料が次々と表面化し、壊滅状態に陥った。野手陣も主力の故障に加え、タフィ・ローズの『ジャイアンツ大嫌い』騒動や清原和博のハイタッチ拒否などチーム状態が悪化した影響もあり、最終的に1997年以来8年ぶりのBクラスという屈辱を味わう。桃井球団社長はミセリ解雇の会見の際に「フロントとして責任を感じている。失敗の原因を探っていかなくてはならない」と語った。オーナーの滝鼻卓雄は「普通の会社で言えば採用ミス」というコメントを残している。
  10. ^ 来日前年の年俸は60万ドルだったが、巨人がオファーした金額は3倍近い170万ドルであった。
  11. ^ その後、読売新聞東京本社編集局運動部長
  12. ^ 報道陣のインタビューに対しては「喉が痛いから話すことはない。もう行かなくてはならない」と応じ、足早に球場を後にしていた。観光中、ファンにサインをねだられた際、「これが最後だ」と言って殴り書きしたサインは「M」の1文字であった。インタビューに対しては「俺はミセリじゃない。質問は受け付けない」と返り討ちにした。ただ雷門をバックにした家族との3ショット写真を要求されると笑顔で応じた。浅草観光後も一週間ほど日本に滞在したという。この一件には反発も多く、当時のチームメイトのブライアン・シコースキータフィ・ローズも苦言を呈したほどであった。特にシコースキーは「他人の悪口を言っているのを聞いたことがない」と言われているほど良い人柄であったため、ミセリの態度は相当悪かったと言える。また、漫画家のやくみつるも、「日本観光のオプションツアーとして、読売ジャイアンツ体験入団があった」と皮肉った。
  13. ^ ホルヘ・ポサダらのアピールにもかかわらずボークは取られず敬遠四球とみなされた。
  14. ^ 開幕戦の広島戦でグレッグ・ラロッカ緒方孝市に、4月5日の横浜戦で多村仁志に被弾。

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