マルトオリゴシルトレハロースシンターゼとは? わかりやすく解説

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マルトオリゴシルトレハロースシンターゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 06:32 UTC 版)

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マルトオリゴシルトレハロースシンターゼ
識別子
EC番号 5.4.99.15
データベース
IntEnz IntEnz view
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ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
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PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
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マルトオリゴシルトレハロースシンターゼ(Maltooligosyl trehalose synthase、マルトオリゴシルトレハロース合成酵素、MTSase)は、トレハロース生合成経路の第一段階で働く酵素で、マルトオリゴ糖(重合度3以上のα-1,4グルカン)の還元末端のα-1,4結合を主として分子内転移によりα,α-1,1結合に変化させる反応を触媒する酵素である[1]。系統名は、(1→4)-α-D-glucan 1-α-D-glucosylmutase[2]EC 5.4.99.15。GH13ファミリー。

概要

重合度3以上のα-1,4グルカンに作用し、還元性末端のα-1,4グルコシド結合を分子内転移によりα,α-1,1結合に変換し、同じ重合度のグリコシルトレハロースを生成する。この反応は可逆的で、分子間転異反応はない。このグリコシルトレハロースにマルトオリゴシルトレハローストレハロヒドラーゼを作用させることで、効率良くトレハロースを生成することができる。Arthrobacter属、Brevibacterium属、Rizobium属、Sulfolobus属などの菌体内で、マルトオリゴシルトレハローストレハロヒドラーゼとともにみいだされている[3]

出典

  1. ^ 小林正則, 久保田倫夫, 松浦良樹, トレハロース合成酵素の精密化結晶構造と触媒機構」『Journal of Applied Glycoscience』 2003年 50巻 1号 p.1-8, 日本応用糖質科学会, doi:10.5458/jag.50.1
  2. ^ (1-4)-α-D-グルカン-1-α-D-グルコシルムターゼ参照
  3. ^ 『澱粉の科学と技術』 ISBN 978-4990528706

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