マメ科植物との共生的窒素固定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 08:58 UTC 版)
「窒素固定」の記事における「マメ科植物との共生的窒素固定」の解説
クローバー、枝豆などのマメ科植物は根に根粒があり、窒素化合物を生産する根粒菌(リゾビウム属)の共生細菌を宿しているため、土壌を肥やすはたらきをすることが知られている。マメ科の大部分はこの共生関係を持つが、2,3の属(例えば、Styphnolobium)は持っていない。 マメ科植物に荒れ地でも生育可能なものが多いのは、いわば根で窒素肥料が合成できるためである。また、沖縄のギンゴウカン群落に見られるように、ある種のマメ科植物は土質を窒素過多にし、そのため他の植物の侵入が困難となり、長期にわたって単独種の群落を維持する場合がある。
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