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マット・ターナー (サッカー選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 00:56 UTC 版)

マット・ターナー
リッチモンド・キッカーズ時代のターナー (2017年)
名前
本名 マシュー・チャールズ・ターナー
Matthew Charles Turner
ラテン文字 Matt Turner
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
 リトアニア
生年月日 (1994-06-24) 1994年6月24日(31歳)
出身地 ニュージャージー州パークリッジ英語版
身長 190cm[1]
体重 79kg
選手情報
在籍チーム ノッティンガム・フォレスト
ポジション GK
利き足 右足
ユース
2012-2015 フェアフィールド・スタッグス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2015 ジャージー・エクスプレス 24 (0)
2016-2022 ニューイングランド・レボリューション 99 (0)
2016-2017 リッチモンド・キッカーズ (loan) 27 (0)
2022-2023 アーセナル 0 (0)
2023- ノッティンガム・フォレスト 17 (0)
2024-2025 クリスタル・パレス (loan) 0 (0)
代表歴2
2021- アメリカ合衆国 52 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月26日現在。
2. 2024年9月10日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

マシュー・チャールズ・ターナーMatthew Charles Turner, 1994年6月24日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州パークリッジ英語版出身のサッカー選手プレミアリーグクリスタル・パレスFC所属。アメリカ合衆国代表。ポジションはGK

経歴

ユース・大学時代

ニュージャージー州パークリッジで生まれたターナーは、セントジョセフ・リージョナル・ハイスクールに通っていた。

ターナーは大学生活をフェアフィールド大学で過ごした。大学では、39試合に出場し、21試合のクリーンシートを達成した。4年目のシーズンには、オール・メトロ・アトランティック・アスレチック・カンファレンスのセカンドチームに選出された[2]

大学生活で最も注目されたプレーは、2013年10月16日、アイオナとの対戦でオウンゴールというミスを犯してしまったプレーである。試合は2-1で敗れた[3]

また、プレミアデベロップメントリーグのジャージー・エクスプレスSCでプレーし、2014年にチームをPDL国内準決勝に導いた。

クラブ

ニューイングランド・レボリューション

2016年のMLSスーパードラフトでは指名されなかったターナーだが、プレシーズントライアルを経て、2016年3月3日にMLSニューイングランド・レボリューションとプロ契約を結んだ[4][5]。4月29日にユナイテッドサッカーリーグリッチモンド・キッカーズにレンタルで加入すると、翌日のトロントFCⅡ戦でプロデビューを果たした[6]

2018年3月3日、ニューイングランド・レボリューションの開幕戦であるフィラデルフィア・ユニオン戦でMLSデビューを果たした。試合は2-0で敗れたものの4セーブをマークする活躍をした[6]

2020年、ニューイングランド・レボリューションのファンはターナーにレボリューションチームMVPを、チームメイトはレボリューション・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを、レボリューションサポーターグループのミッドナイトライダーズはミッドナイトライダーズ・マン・オブ・ザ・イヤーを投票した[7][8]

2021年8月25日、2021年MLSオールスターゲームで、リーガMXのオールスター相手に2本のペナルティーキックをセーブする活躍をした。

アーセナル

2022年2月11日、ニューイングランド・レボリューションより同年6月下旬からプレミアリーグアーセナルに加入する事が公式発表された[9]。2022年6月27日、アーセナルからも移籍の公式発表がされた。背番号は30番[10]。同年9月8日、UEFAヨーロッパリーグFCチューリッヒ戦でアーセナルのトップチーム公式戦デビューを果たした[11]。リーグ戦では、アーロン・ラムズデールの牙城を崩すことは出来ず、シーズン通して出場は無かった[12]

ノッティンガム・フォレスト

2023年8月9日、ノッティンガム・フォレストFCに完全移籍した[13]。4年契約で、移籍金は約1000万ポンドとみられている[14]

クリスタル・パレス

2024年8月30日、クリスタル・パレスFCは、ノッティンガム・フォレストからのターンナーのレンタル移籍を発表した。契約期間は2024–25シーズンの終了までとなる[15][16][17]。 彼は10月30日にクラブデビューを果たし、EFLカップのラウンド16でアストン・ヴィラFCと対戦。ヴィラ・パークでの試合で8本のセーブを記録し、チームの2-1の勝利に貢献した[18]

代表経歴

2021年1月31日、トリニダード・トバゴ代表との親善試合で代表デビュー。2021 CONCACAFゴールドカップでは全6試合に出場し、アメリカ代表の優勝に貢献した。その大会のベストゴールキーパーに選ばれた。

2022年11月9日、2022 FIFAワールドカップのアメリカ代表メンバーに選出された[19]。同大会では正守護神としてベスト16でオランダ代表に敗退するまでの全4試合に先発フル出場し、グループステージ突破に大きく貢献した。

人物

2020年にリトアニアのパスポートを取得。彼の曽祖母は第二次世界大戦中にリトアニアから移住してきた[20]。父親の家族はユダヤ人で、入国審査の際に苗字がターナーに変更された。

個人成績

クラブ

クラブ シーズン リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 その他 合計
リーグ 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
リッチモンド・キッカーズ (loan) 2016 USL 7 0 7 0
2017 20 0 20 0
通算 27 0 0 0 0 0 0 0 27 0
ニューイングランド・レボリューション 2018 MLS 27 0 0 0 27 0
2019 20 0 2 0 1[注釈 1] 0 23 0
2020 22[注釈 2] 0 5[注釈 3] 0 27 0
2021 28 0 1[注釈 1] 0 29 0
通算 97 0 2 0 0 0 7 0 106 0
総通算 124 0 2 0 0 0 7 0 133 0
  1. ^ a b MLSカップ・プレーオフ
  2. ^ MLSイズ・バック・トーナメント グループステージ
  3. ^ MLSカップ・プレーオフ,MLSイズ・バック・トーナメント ノックアウトステージ

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 37試合 0得点(2021年-)[21]


アメリカ代表 国際Aマッチ
出場 得点
2021 13 0
2022 11 0
2023 13 0
2024
通算 37 0

タイトル

クラブ

ニューイングランド・レボリューション
アーセナル

代表

アメリカ合衆国代表

個人

  • CONCACAFゴールドカップ ゴールデン・グローブ賞: 2021
  • CONCACAFゴールドカップ・ベストイレブン: 2021
  • MLSオールスター: 2021
  • MLSオールスターゲーム・MVP: 2021
  • MLS最優秀ゴールキーパー賞: 2021
  • MLSベストイレブン: 2021

脚注

  1. ^ FIFA Qatar World Cup 2022: List of Players: United States”. FIFA. p. 31 (2022年11月15日). 2022年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月2日閲覧。
  2. ^ Matt Turner Signs With New England Revolution”. FairfieldStags.com. Fairfield Stags (2016年3月4日). 2016年5月8日閲覧。
  3. ^ McCauley, Kim (2013年10月17日). “NCAA goalkeeper commits an all-time great howler” (英語). SBNation.com. 2025年3月19日閲覧。
  4. ^ Matt Turner Signs With New England Revolution” (英語). Fairfield University Athletics (2016年3月4日). 2025年3月19日閲覧。
  5. ^ torontofc. “Match Recap: TFC II 0-1 Richmond Kickers | Toronto FC” (英語). torontofc. 2025年3月19日閲覧。
  6. ^ a b McCarthy, Kyle (2018年3月4日). “Revs sent off for openers” (英語). Boston Herald. 2025年3月19日閲覧。
  7. ^ revolutionsoccer.net. “New England Revolution announce 2020 team awards | New England Revolution” (英語). revolutionsoccer.net. 2025年3月19日閲覧。
  8. ^ Man of the Year Award” (英語). The Midnight Riders (2012年3月7日). 2025年3月19日閲覧。
  9. ^ revolutionsoccer.net. “Matt Turner set to join Arsenal in summer transfer | New England Revolution” (英語). revolutionsoccer.net. 2025年3月19日閲覧。
  10. ^ Matt Turner joins from New England Revolution” (英語). Matt Turner joins from New England Revolution (2025年4月1日). 2025年3月19日閲覧。
  11. ^ “Zurich 1-2 Arsenal: Mikel Arteta's side begin Europa League campaign with win” (英語). BBC Sport. (2022年9月8日). https://www.bbc.com/sport/football/62831912 2025年3月19日閲覧。 
  12. ^ アーセナルの2番手GKターナー、出場機会の少なさに不満なし「ラムズデールが素晴らしい」”. 超ワールドサッカー!. 2025年3月19日閲覧。
  13. ^ Club, Nottingham Forest Football (2023年8月9日). “Forest complete signing of Matt Turner”. Nottingham Forest Football Club. 2025年3月19日閲覧。
  14. ^ “Matt Turner: Nottingham Forest sign Arsenal goalkeeper on a four-year contract” (英語). BBC Sport. (2023年8月9日). https://www.bbc.com/sport/football/66447981 2025年3月19日閲覧。 
  15. ^ USMNT GK Turner joins Crystal Palace on loan” (英語). ESPN.com (2024年8月31日). 2025年3月19日閲覧。
  16. ^ Shacman Việt Nam” (英語) (2023年3月14日). 2025年3月19日閲覧。
  17. ^ Palace sign goalkeeper Matt Turner on loan - News” (英語). Crystal Palace F.C. (2024年8月30日). 2025年3月19日閲覧。
  18. ^ Lansley, Peter (2024年10月30日). “Kamada gives Crystal Palace victory over Aston Villa but Eze injured” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/football/2024/oct/30/aston-villa-crystal-palace-carabao-cup-match-report 2025年3月19日閲覧。 
  19. ^ Berhalter Names 26 Player USMNT Roster For 2022 FIFA World Cup” (英語). www.ussoccer.com. 2025年3月19日閲覧。
  20. ^ mlssoccer. “New England Revolution goalkeeper Matt Turner explains his Lithuanian passport and European aspirations | MLSSoccer.com” (英語). mlssoccer. 2025年3月19日閲覧。
  21. ^ マット・ターナー - National-Football-Teams.com

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