ポール・ボアボードランとは? わかりやすく解説

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ポール・ボアボードラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/24 03:11 UTC 版)

ポール・ボアボードラン(ポール・エミール・(フランソワ)・ルコック・ド・ボアボードラン、Paul Emile (Francois) Lecoq de Boisbaudran1838年4月18日 - 1912年5月28日)はフランスの化学者ガリウム1875年)、サマリウム1880年)、ジスプロシウム1886年)の発見者である。

ポール・ボアボードラン
ポール・ボアボードラン
生誕 (1838-04-18) 1838年4月18日
コニャック
死没 (1912-05-28) 1912年5月28日(74歳没)
パリ
国籍 フランス
研究分野 化学物理学 
主な業績 ガリウムの発見
サマリウムの発見
ジスプロシウムの発見
主な受賞歴 レジオンドヌール勲章
デービーメダル1879年
プロジェクト:人物伝
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コニャックの酒造メーカーにうまれ、家業をつぐが、後に化学者の道を歩む。1874年キルヒホッフによって始められた分光学についての著書Spectres lumineux spectres prismatiques et en longeurs d'ondes destines aux recherche de chimie mineraleを発刊した。この分野の最初の文章である。

1875年に分光学の手法をつかって、新元素ガリウムを発見した。ガリウムはメンデレーエフが、エカアルミニウムとしてその存在を予言していた元素である。ガリウムの命名については、ボアボードランの母国フランスのラテン語名Gallia(ガリア)から名付けたとする説と、自分の姓の一部Lecoq(Le coq 雄鶏)のラテン語名gallusから名付けたという説があるが、雄鶏説を1877年の記事でボアボードランは否定している。1880年にサマリウム、1886年にジスプロシウムを発見している。

アルゴンが発見された後、これを新しい元素のグループである希ガスに分類することを提案した。パリで74歳で他界した。





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