ボーダー病ウイルスとは? わかりやすく解説

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ボーダー病ウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 16:52 UTC 版)

ボーダー病ウイルス(ボーダーびょうウイルス、英:border disease virus)とはフラビウイルス科ペスチウイルス属に属するRNAウイルス。そのビリオンは球形であり、エンベロープを有する。ゲノムは約12.3kbの一本鎖RNAであり、5'UTRと3'UTRの間に10種のウイルスタンパク質をコードするオープンリーディングフレームを有する。牛ウイルス性下痢ウイルス豚熱ウイルスとは抗原的に交差する。多くの偶蹄類に感染する。また、ヒツジヤギに対してはボーダー病を引き起こし、畜産業において経済的損失を生じさせる。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア,ニュージーランドなど世界中に分布する。日本での報告はない。垂直感染を起こすことがあり、感染の時期により免疫寛容を引き起こす。ペスチウイルス属にはボーダー病ウイルスの他に牛ウイルス性下痢ウイルス1および2、豚熱ウイルスおよびいくつかの暫定的な種が存在する。




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