ベインブリッジ・ジョーダン型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/13 14:08 UTC 版)
「セクター型質量分析計」の記事における「ベインブリッジ・ジョーダン型」の解説
この型のセクター構成は、初期ドリフト長のない 127.30° ( π 2 ) {\displaystyle \left({\frac {\pi }{\sqrt {2}}}\right)} の静電セクターと、同じ向き同じ曲率で 60° の磁気セクターから成る。「ベインブリッジ型質量分析計」と呼ばれることもある。同位体質量の決定によく用いられ、同位体から生成する陽イオンビームを研究対象とする。互いに直交する電場と磁場を同時にビームに作用させると、これらの二つの作用の大きさが等しく向きが逆になる、次で表わされる速度の粒子は正味の力を受けない。 v = E / B {\displaystyle v=E/B\,} したがって、この条件を満たす粒子はスリットを自由に通過し、半円軌道を横断したのちに感光板に衝突する。その後、同位体質量を算出する。
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