ヘーラクレイダイのその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 13:48 UTC 版)
「ヘーラクレイダイ」の記事における「ヘーラクレイダイのその後」の解説
このくじ引きによって、ヘーラクレイダイはアルゴス王家、スパルタ(ラケダイモーン)王家、メッセニア王家の3つの王家に分裂することになった。これらの王家のその後は以下の通りである。 アルゴス王家 テーメノスは自分の息子よりも娘ヒュルネートーの夫デーイポンテースを重用したが、これはテーメノスが王位をデーイポンテースに譲るのではないか、という猜疑心を彼の息子たちに与えた。息子ケイソスたちはデーイポンテースとヒュルネートーを殺して王位を奪った。その後、アルゴスのヘーラクレイダイはケイソスの子メドーンから10代後に民衆たちによって王権を奪われた。 スパルタ王家 メッセニア王家 クレスポンテースは、アルカディア王キュプセロスの娘メロペーを妻としたが、ポリュポンテースに殺され、王権を奪われた。ポリュポンテースはメロペーを無理やり妻としたが、メロペーは唯一生き残った息子アイピュトスをアイトーリア地方に逃がした。後に成長したアイピュトスがポリュポンテースを殺した。その後アイピュトスが王となり、グラウコス、イストミオス、ドータダース、シュボタース、ピンタースと続き、ピンタースの子アンティオコスとアンドロクレスの時代に、スパルタとの間に第一次メッセニア戦争が起こった。
※この「ヘーラクレイダイのその後」の解説は、「ヘーラクレイダイ」の解説の一部です。
「ヘーラクレイダイのその後」を含む「ヘーラクレイダイ」の記事については、「ヘーラクレイダイ」の概要を参照ください。
- ヘーラクレイダイのその後のページへのリンク