ヘンリー郡 (ジョージア州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヘンリー郡 (ジョージア州)の意味・解説 

ヘンリー郡 (ジョージア州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 02:32 UTC 版)

ジョージア州ヘンリー郡
マクドノー市にあるヘンリー郡庁舎
郡のジョージア州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1821年5月15日
郡庁所在地 マクドノー
最大の都市 マクドノー
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

840 km2 (324.48 mi2)
836 km2 (322.71 mi2)
5 km2 (1.77 mi2), 0.55%
人口
 - (2020年)
 - 密度

240,712人
標準時 東部: UTC-5/-4
ウェブサイト www.co.henry.ga.us

ヘンリー郡: Henry County)は、アメリカ合衆国ジョージア州である。人口は24万0712人(2020年)[1]郡庁所在地マクドノーであり、同郡で人口最大の都市である。

ヘンリー郡はアトランタ都市圏(正確にはアトランタ・サンディスプリングスマリエッタ大都市統計地域)に属している。ハンプトン市にはアトランタ・モーター・スピードウェイがある。

歴史

ヘンリー郡は1821年にジョージア州議会により設立された。名称は政治家パトリック・ヘンリーから採られた。領域は第一次インディアンスプリングス条約により、クリーク族インディアンから譲渡されたものだった。当初の領域は現在よりも広く、南のインディアンスプリングス(現在のインディアンスプリングス州立公園)近くから、北のサンディスプリングスに近いチャタフーチー川まで広がっていた。現在のアトランタ都市圏の領域にほぼ匹敵するものだった。設立から1年も経たないうちに、ディカーブ郡フルトン郡ファイエット郡ニュートン郡の全体あるいは部分が分離され、領域は小さくなった。さらに後にクレイトン郡スポルディング郡ロックデール郡バッツ郡にも領域を分けた。

郡ができた頃はクリーク族から譲渡されたままの未開の荒野だった。1821年以前は、クリーク族や罠猟師、交易業者などが住んでいただけだった。クリーク族は幾つかの地名を残し、また現在の郡領域に散らばる小さなインディアン・マウンドがあり、矢じりや土器の破片などが見つかっている。

ジョン・ジョンソンの息子かつ、アメリカ合衆国大統領リンドン・B・ジョンソン曽祖父にあたるジェシー・ジョンソンが郡内初の開拓者だった。裕福な農園主であり、保安官(1822年-1835年)、判事を務めた後、アラバマ州に移住した[2]

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は324.48平方マイル (840.4 km2)であり、このうち陸地322.71平方マイル (835.8 km2)、水域は1.77平方マイル (4.6 km2)で水域率は0.55%である[3]

主要高規格道路

州間高速道路

アメリカ国道

ジョージア州道

  • ジョージア州道3号線
  • ジョージア州道20号線
  • ジョージア州道42号線
  • ジョージア州道81号線
  • ジョージア州道138号線
  • ジョージア州道155号線
  • ジョージア州道401号線
  • ジョージア州道413号線

隣接する郡

人口動態

人口推移
人口
1830 10,566
1840 11,756 11.3%
1850 14,726 25.3%
1860 10,702 −27.3%
1870 10,102 −5.6%
1880 14,193 40.5%
1890 16,220 14.3%
1900 18,602 14.7%
1910 19,927 7.1%
1920 20,420 2.5%
1930 15,924 −22.0%
1940 15,119 −5.1%
1950 15,857 4.9%
1960 17,619 11.1%
1970 23,724 34.7%
1980 36,309 53.0%
1990 58,741 61.8%
2000 119,341 103.2%
2010 203,922 70.9%
2020 240,712 18.0%
U.S. Decennial Census

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 119,341人
  • 世帯数: 41,373 世帯
  • 家族数: 33,305 家族
  • 人口密度: 143人/km2(370人/mi2
  • 住居数: 43,166軒
  • 住居密度: 52軒/km2(134軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 29.2%
  • 18-24歳: 7.4%
  • 25-44歳: 34.9%
  • 45-64歳: 21.0%
  • 65歳以上: 7.4%
  • 年齢の中央値: 33歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 97.3
    • 18歳以上: 93.8

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 42.9%
  • 結婚・同居している夫婦: 66.4%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 10.3%
  • 非家族世帯: 19.5%
  • 単身世帯: 15.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 4.0%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.87人
    • 家族: 3.19人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 57,309米ドル
    • 家族: 61,607米ドル
    • 性別
      • 男性: 41,449米ドル
      • 女性: 29,211米ドル
  • 人口1人あたり収入: 22,945米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 4.9%
    • 対家族数: 3.7%
    • 18歳未満: 5.5%
    • 65歳以上: 7.8%

都市と町

未編入の町

  • ブラックスビル
  • エレンウッド(一部はディカーブ郡とクレイトン郡内)
  • フェアビュー・コミュニティ
  • フリッペン
  • グリーンウッド
  • ケリータウン
  • ルエラ
  • オーラ

教育

ヘンリー郡の公共教育は、ヘンリー郡教育システムが管轄している[4]。小学校29校、中学校11校、高校9校の他、オールターナティブ・スクールが2校ある。私立学校もキリスト教系の学校が6校ある。

高等教育機関

マーサー大学はマクドノー市にある地域学術センターである。2003年に開設され、ティフト教育カレッジからの継続学習や専門研究の教科を教えている。

メディア

ラジオ

ヘンリー郡のAMラジオ局WKKPはクラシックのカントリー・ミュージックを放送している。

テレビ

ヘンリー郡では公共、教育、政府に関わるケーブルテレビが幾つかあり、チャーター・コミュニケーションズのシステムで利用できる。パブリック・アクセスのケーブルテレビは2局ある。1つはサザン・クレセント・ブロードキャスティングであり、J2プロダクションズが所有・運営している。2004年に開局し、ヘンリー、ラマー、バッツ各郡に地元ニュース、事業情報、娯楽を流している。これまでテリー賞を6回受賞してきた。

新聞

「ヘンリー・デイリー・・ヘラルド」がヘンリー郡の公的機関であり、週6日発刊されている。1874年の発刊であり、ローレンスビルに本拠を置くサザン・コミュニティ・ニューズペーパーズが所有している。

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2023年10月16日閲覧。
  2. ^ Caro, Robert A. (1983). The Path to Power. The Years of Lyndon Johnson. New York City: Alfred A. Knopf. p. 15. ISBN 0394499735. LCCN 90-201781 
  3. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
  4. ^ Henry County School System

外部リンク

座標: 北緯33度28分 西経84度10分 / 北緯33.46度 西経84.16度 / 33.46; -84.16




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヘンリー郡 (ジョージア州)」の関連用語

ヘンリー郡 (ジョージア州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヘンリー郡 (ジョージア州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヘンリー郡 (ジョージア州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS