プレオン星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 05:43 UTC 版)
プレオン星は、プレオンで構成されているコンパクト星の形態である。プレオン星は1cm3当たり1023kgを超える非常に大きな密度を持つ。これはクォーク星とブラックホールの中間の値である。プレオン星は超新星爆発やビッグバンの結果として生じる。ガンマ線の重力レンズ効果により検出できる可能性があると考えられている。プレオン星は暗黒物質の候補の1つである。しかし、粒子加速の現在の観測からは、プレオン星の存在に否定的な結果が得られている。 一般相対性理論では、恒星がシュヴァルツシルト半径以下に崩壊すると、事象の地平面が半径に現れ、恒星はブラックホールとなる。太陽質量程度の天体では、シュヴァルツシルト半径は3kmであり、太陽質量のプレオン星はこの半径より大きくならない。地球質量程度のプレオン星の半径はテニスボール程になる。
※この「プレオン星」の解説は、「異種星」の解説の一部です。
「プレオン星」を含む「異種星」の記事については、「異種星」の概要を参照ください。
- プレオン星のページへのリンク