フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)の意味・解説 

フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 15:40 UTC 版)

『フール・フォー・ザ・シティ』
フォガットスタジオ・アルバム
リリース
録音 アメリカ合衆国バーモント州シャロン・トレッダー・スタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル ベアズヴィル・レコード
プロデュース ニック・ジェイムソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
カナダ・トップ・アルバム/CD(RPM誌) 85位[2]
米国ビルボード 23位[3]
ゴールドディスク
米国RIAA プラチナ(100万枚)[4]
フォガット アルバム 年表
Rock And Roll Outlaws
(1974年)
Fool For The City
(1975年)
Night Shift
(1976年)
テンプレートを表示

フール・フォー・ザ・シティ』(Fool for the City)は、イギリスのロック・バンド、フォガットの5作目となるアルバム。1975年9月15日にリリースとなった。

彼らの代表曲となったタイトル曲および「Slow Ride」が収録された本作は、彼らにとって初めてのプラチナ認定を受けたアルバムとなった。また本作は、オリジナル・メンバーのベーシスト、トニー・スティーヴンズの脱退後初の作品でもある。

プロデューサーのニック・ジェイムソンがベースおよびキーボードを担当し、彼はアルバム最後に収録された「Take It or Leave It」をデイヴ・ぺヴァレットと共作している。ジェイムソンは裏ジャケットの写真に写っているが、彼が本作を従えてフォガットとツアーに出たかは確認されていない。本作のリリース直後、新たなベーシスト、クレイグ・マクレガーが加入したが、ジェイムソンはその後20年の間に断続的にバンドのプロデューサー、レコーディング・エンジニアを務めている。

アルバム・ジャケット

アルバム・ジャケットにはドラマーのロジャー・アールがニューヨークマンハッタンイースト・ヴィレッジのフォガットの米国の事務所の所在地、イースト・11番ストリート(2番アヴェニューと3番アヴェニューの間)の近所のマンホールに向かって箱に腰掛け、釣りをしている様子が写っている。裏ジャケットには、アールの様子を懐疑的な目で眺める見物人たちとバンドの他のメンバーたちが捉えられている。バンドのメンバーたちは彼に何をしているのか尋ねているか、やめさせるために説得しているように見える。2014年のインタビューでアールはこの写真が撮影された状況について次のように語っている:

あれは日曜の朝で、俺は睡眠を取っていなかった。(中略)ニック・ジェイムソンのアイデアだったんだ。(中略)俺が釣り好きだったからね。俺たちはマンホールの蓋を開けて、俺が箱に座った。すぐさまニューヨーク市警がパトカーでやってきたよ。彼らは俺たちを見ながら車の窓ガラスを下ろした。俺たちは「やっべえ」と思ったけど、彼らは「おい!お前らは釣りの免許を持っているのか?」と大声で声をかけてきて、それから笑い出したんだよ。彼らはこちらにやってきて「お前ら一体何をしているんだ?」なんて言ってきた。彼らは俺に手錠をかける写真を何枚か撮って去っていったよ。ニューヨーク市警の連中は最高だね[5]

収録曲

Side 1
  1. Fool for the City (Dave Peverett) – 4:33
  2. My Babe (Bobby Hatfield, Bill Medley) – 4:35
  3. Slow Ride (Dave Peverett) – 8:14
Side 2
  1. Terraplane Blues (Robert Johnson) – 5:44
  2. Save Your Loving (For Me) (Peverett, Rod Price) – 3:31
  3. Drive Me Home (Peverett) – 3:54
  4. Take It or Leave It (Peverett, Nick Jameson) – 4:49


参加ミュージシャン

プロダクション

  • トニー・ロウ Tony Loew – 写真撮影
  • トニー・アウティダ Tony Outeda – コーディネーター[6]


脚注

  1. ^ Rolling Stone : Foghat: Fool for the City : Music Reviews”. www.rollingstone.com. 12 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。17 January 2022閲覧。
  2. ^ (RPM Magazine) 2024年8月24日閲覧
  3. ^ Billboard - Foghat - Fool for the City 2024年6月21日閲覧
  4. ^ RIAA - Foghat - Fool for the City 2024年6月21日閲覧
  5. ^ MacDermott, Chris. “Interview with Roger Earl from Foghat still a Fool for the City”. theaquarian.com. March 22, 2022閲覧。
  6. ^ Fool for the City - Foghat | Credits | AllMusic”. AllMusic. 18 May 2021閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)」の関連用語

フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フール・フォー・ザ・シティ (アルバム)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフール・フォー・ザ・シティ (アルバム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS