フリッツ・クライスラー国際コンクールとは? わかりやすく解説

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フリッツ・クライスラー国際コンクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/12 08:46 UTC 版)

フリッツ・クライスラー国際コンクール英語: International Fritz Kreisler Competition)は、ヴァイオリニスト作曲家であるフリッツ・クライスラーの名を冠したヴァイオリンの国際コンクールである。

1938年以前からフリッツ・クライスラーがウィーン音楽アカデミーで最も優秀なヴァイオリニストに毎年賞を授与していたことに由来する。コンクール自体は、1979年に設立され、4年ごとにオーストリアウィーンで開催される。

参加資格には30歳以下の年齢制限がある。第1位は、賞金20,000ユーロ(2022年開催時点)[1]であり、また、ザルツブルク音楽祭ウィーン交響楽団との共演の機会が与えられる。

開催年と入賞者

過去の優勝者などについては、公式ウェブサイトに掲載されている[2]

1979年(第1回)

1983年(第2回)

  • 第1位 マリア・バックマン (アメリカ合衆国)
  • 第2位 久保田巧 (日本)
  • 第3位 Marc Daniel van Biemen (オランダ)

1992年(第3回)

  • 第1位 フローリン・クロイトル (ルーマニア)
  • 第2位 レイチェル・バートン・パイン英語版 (アメリカ合衆国)
  • 第3位 トモ・ケラー (オーストリア)
  • 第4位 ローラン・アルブレヒト・ブロイニンガー (ドイツ)
  • 第5位 パトリシア・シー (カナダ)
  • 第6位 ナターリヤ・リホポイ (ロシア)

1996年(第4回)

2000年(第5回)

  • 第1位 セルゲイ・クリロフ英語版 (ロシア)
  • 第2位 セルゲイ・ハチャトゥリアン(アルメニア)[1]
  • 第3位 アレクシス・カルデナスwikidata (ベネズエラ)
  • 第4位 ジュディ・カン英語版 (カナダ)
  • 第5位 小野明子(日本)
  • 第6位 - 同順位2人による入賞
    • 石橋幸子(日本)
    • Ilja Marinkovic (セルビア)

2005年(第6回)

  • 第1位 ファニー・クラマジラン (フランス)
  • 第2位 レティシア・モレノ英語版 (スペイン)
  • 第3位 米元響子 (日本)
  • 第4位 アンタル・シャライ (ハンガリー)
  • 第5位 アンドレアス・純・ヤンケ (ドイツ)
  • 第6位 ウツィア・マジアードイツ語版 (ポーランド)

2010年(第7回)

  • 第1位 ニキータ・ボリソ=グレブスキー英語版 (ロシア)
  • 第2位 エカテリーナ・フロロヴァ (ロシア)
  • 第3位 アイレン・プリッチンフィンランド語版 (ロシア)
  • 第4位 Yura Lee(イ・ユラ) (韓国)
  • 第5位 寺内詩織 (日本)
  • 第6位 中村有人(Eugene Nakamura) (日本/カナダ)
  • 第7位 イリヤ・マリンコビッチ (セルビア)

2014年(第8回)

  • 第1位  ジャン・ムラセックチェコ語版 (チェコ)
  • 第2位  ウィリアム・ヘイゲン英語版 (アメリカ)
  • 第3位  エマニュエル・チェクナヴォリアン (オーストリア)
  • 第4位  Danfeng Shen (中国)
  • 第5位  イオアナ・クリスティーナ・ゴイチャ英語版 (ルーマニア)
  • 第6位  ロビン・ボリンジャー (アメリカ)
  • 第7位  岡田修一 (フランス)

2018年(第9回)

  • 第1位  ミラン・アル=アシャブwikidata (チェコ)
  • 第2位  アリス・リー (カナダ)
  • 第3位  パウル・クロップフィッツシュ (オーストリア)
  • 第4位  Soo-Hyun Park (パク・スヒョン) (韓国)
  • 第5位  坪井夏美 (日本)
  • 第6位  吉本梨乃wikidata (日本)

2022年(第10回)

  • 第1位 ギド・サンタナ英語版 (ブラジル)
  • 第2位 - 同順位2人による入賞
    • マイケル・シャハム (イスラエル)
    • 吉本梨乃 (日本)
  • 第4位 ラファエル・ヌスバウマー (スイス)
  • 第5位 Amira Abouzahra (ドイツ)
  • 第6位 エリー・チョイ (アメリカ)

脚注

  1. ^ PRIZES” (英語). フリッツ・クライスラー国際コンクール. 2023年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ2025年1月10日閲覧。
  2. ^ ARCHIVE” (英語). フリッツ・クライスラー国際コンクール. 2025年1月10日閲覧。

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