フランツ・クサファー・フォン・バーダーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フランツ・クサファー・フォン・バーダーの意味・解説 

フランツ・クサファー・フォン・バーダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 00:51 UTC 版)

フランツ・フォン・バーダー

フランツ・クサファー・フォン・バーダー(Franz Xaver von Baader, 1765年3月23日 - 1841年5月23日)は、ドイツ哲学者カトリック神学者

経歴

ミュンヘンに生まれる。インゴルシュタット大学(後のミュンヘン大学)で薬学を学んだ後、医者として働いた。その後、自然科学及び宗教哲学の勉強に励み、1826年からミュンヘン大学で講義をするようになった。イマヌエル・カントヨハン・ゴットリープ・フィヒテフリードリヒ・シェリングの影響を受けていたが、カント哲学の主観性を指摘しその道徳と自然との分離を批判している。ヤーコプ・ベーメの神智主義に触発され、人間の中で神が自己展開することは、本来は闇の中にいる精神状態から自己を解放することになる、と考えた。カトリックの立場から神学と思弁哲学の統合を説き、後期のシェリングやロマン派に大きな影響を与えた。ミュンヘンで没した。

著作

  • Fermenta cognitionis(5巻、1822年 - 1825年)
  • Vorlesungen über spekulativen Dogmatik(1827年 - 1828年)

参考文献

ウィキメディア・コモンズには、フランツ・クサファー・フォン・バーダーに関するカテゴリがあります。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

フランツ・クサファー・フォン・バーダーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フランツ・クサファー・フォン・バーダーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフランツ・クサファー・フォン・バーダー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS