フランク・パーシー・スミス(英語: Frank Percy Smith, 1880年1月12日 - 1945年3月24日)はイギリスの自然観察者であり、自然を題材としたドキュメンタリー映画の先駆者。チャールズ・アーバン(英語版)のもとで低速度撮影(タイムラプス)や顕微鏡を用いたタイムラプス顕微鏡法(英語版)を研究した[1][2]。
生涯
1880年1月12日にフランシス・デイヴィッド・スミス(1854年 - 1918年)とアダ(旧姓ブレイカー・1856年生)の間に生まれ、1907年にケイト・ルイーズ・ウストンソン(1881年 - 1959年)と結婚した[3]。教育委員会職員として働いている時に自然を題材とした写真の撮影を始めたが、教育における映画の可能性を探りたいという願いを満たせずにいた。クロバエの舌をアップでとらえた写真がチャールズ・アーバンの目に留まり、1909年に「To Demonstrate How Spiders Fly」、1910年に「The Acrobatic Fly」を製作した。その後チャールズ・アーバン・トレーディング・カンパニー(英語版)に入社し、第一次世界大戦の開戦までにコマ撮りの「The Birth of a Flower」(1910年)など、「アーバン・サイエンス」シリーズ向けに50本以上の自然映画を監督した。
終戦後は英国指導映画(British Instructional Films)に入り、「Secrets of Nature」シリーズ(1922年 - )やコメディーの「The Bedtime Stories of Archie the Ant」(1925年)などを製作した。1930年代に入っても英国指導映画に勤め、改名された「Secrets of Life」の「Magic Myxies」や「The World in a Wine-Glass」(1931年)などでは監督をメアリー・フィールド(英語版)やH・R・ヒュワーに任せ、自身は撮影に専念した。
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