フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 07:21 UTC 版)
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) | |
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フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) (BEHP) |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 117-81-7 |
KEGG | C03690 |
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特性 | |
化学式 | C24H38O4 |
モル質量 | 390.56 |
示性式 | C6H4(COOC8H17)2 |
融点 | -50°C |
沸点 | 385°C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |

フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(フタルさんビスにエチルヘキシル、Bis(2-ethylhexyl)phthalate)は有機化合物、フタル酸誘導体のなかでも最も主要な物質であり、フタル酸に分枝アルキルの2-エチルヘキサノールがエステル化した構造を持つ。一般には略号DEHP(Di(2-ethylhexyl)phthalate)が使用される。DEHPは無色の粘調液体で油に溶解するが、水には溶けず、可塑剤として良い特性を有している。DEHPは多くの企業により大量に生産されており、様々な別名を持ち、DEHP以外には、フタル酸ジ2-エチルヘキシル等であり、フタル酸ジオクチル(DOP)とされることもある。消防法に定める第4類危険物 第4石油類に該当する[1]。
製造
製造プロセスの要は2-エチルヘキサノールと無水フタル酸との反応である。
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