フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団
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| フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 | |
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| 公式サイト | フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 |
フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団(英: Philharmonic Ensemble Orchestra, Tokyo)は、日本にある社会人オーケストラの一つ。通称「PEO」。「ホールも楽器の一部」との基本理念から、演奏会場も音響の良いホールを求め、東京都を中心に国内外で活動している。
沿革
- 1976年 - 立教大学交響楽団OBにより、「メサイア (ヘンデル) 祝祭オーケストラ」として結成。
- 1992年 - USAコンサートツアー。フィラデルフィアおよびニューヨークのカーネギーホールで公演。日本を代表するジャズピアニスト山下洋輔とガーシュウィン《ラプソディ・イン・ブルー》などを共演。
- 1998年 - ウィーン楽友協会大ホールで公演。武満徹《マイ・ウェイ・オブ・ライフ》などを小松一彦の指揮で演奏。
- 2000年 - 北京・世紀劇院大ホールにてマリンバ奏者安倍圭子と共演し、指揮の大友直人とともに安倍の自作曲を紹介。
- 2002年 - ベルリン・フィルハーモニーホールにて、三枝成彰作曲のカンタータ《天涯》を大友直人指揮で海外初演し、「モルゲンポスト」紙などに掲載。
- 2004年 - レオンカヴァッロ作曲のオペラ《ラ・ボエーム》をトヨタコミュニティコンサートの一環として日本初演。
- 2007年 - 小林研一郎指揮で、ハンガリー・ブダペストにてベートーヴェン《第九》、オーストリア・ウィーンにてマーラー《交響曲第2番「復活」》を演奏。
- 2009年 - オランダ・アムステルダムのコンセルトヘボウ・サマーコンサートに招聘され、小林研一郎指揮でマーラー《交響曲第2番「復活」》を演奏。
- 2010年 - 三枝成彰団長の六本木男声合唱団倶楽部に同行し、イタリア・ミラノ大聖堂にて三枝成彰《レクイエム》を演奏。
- 2012年 - チェコのルドルフィヌム(ドヴォルザーク・ホール)にて小林研一郎指揮のもと、チャイコフスキー《交響曲第5番》などを演奏。
- 2016年 - 福島県矢祭町に開校した、矢祭小学校の校歌(小林研一郎作詞・作曲)の開校コンサート、2025年には開校10周年記念コンサートに出演。小学生や周辺地域の人々に小林研一郎の指揮でオーケストラ音楽を届けた。
- 2017年 - ポール・ラッシュ博士の生誕120周年を記念するコンサート(山梨県)に出演。
- 2018年 - チェコのスメタナ・ホールにて矢崎彦太郎指揮のもと、R.シュトラウス《ホルン協奏曲第1番》(独奏:カテジナ・ヤヴールコヴァ)、西村朗の作品などを紹介。
国内の主催公演では、徳永兼一郎・徳永二男兄弟(ブラームス《二重協奏曲》)、ピアノの金子三勇士、山下洋輔、小山実稚恵、仲道郁代、パスカル・ドヴォワヨン、ヴァイオリンの大谷康子、千住真理子、山根一仁、チェロの宮田大、フルートの細川順三、工藤重典、ギターの荘村清志、声楽では森麻季、メゾソプラノのエレーナ・オブラスツォワなど、多彩なアーティストと共演している。
指揮者・コンサートマスター
- 首席客演指揮者:小林研一郎
- ソロ・コンサートマスター:永峰高志
ディスコグラフィ
演奏会のライヴCDとして、マーラー《交響曲第2番「復活」》、同《交響曲第3番》、《エレーナ・オブラスツォワとともに》、R.シュトラウス《英雄の生涯》(コンサートマスター:大谷康子)、ショスタコーヴィチ《交響曲第5番「革命」》をリリース。1998年には当時ベルリン・フィルのソロ・トランペット奏者であったコンラディン・グロート教授と共に、トランペットの名曲を満載したオリジナルCD《トランペット協奏曲》を、2004年にはベルリン・フィルのソロ・トロンボーン奏者オラフ・オットとのCD《トロンボーン協奏曲集》をカメラータ・トウキョウより、2012年にはドヴォルザーク・ホールでのライヴCDをオクタヴィアレコードからリリースしている。
脚注
注釈
出典
外部リンク
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