ファントム‐リング

デジタル大辞泉

ファントム‐リング【phantom ring】

読み方：ふぁんとむりんぐ

携帯電話などの着信音を日頃から気にかけている人が、着信がないにもかかわらず、携帯電話が鳴ったかのように錯覚すること。着信音に似た音を耳にして、脳が過敏に反応することで生じるとされ、その原因として、心的ストレスとの関連性が指摘されている。ファントムリング現象。→ファントムバイブレーション症候群

IT用語辞典バイナリ

ファントムリング

別名：ファントムリング現象，ファントムリング効果
【英】Phantom rings, Phantom ringing, Pringxiety, fauxcellarm

ファントムリングとは、携帯電話が実際には鳴っていないのに、鳴動しているかのように錯覚する現象のことである。

ファントムリングの主な原因として、一般的な携帯電話の着信音と同じ周波数の雑音を、敏感に聞き取ってしまい、携帯電話の着信と錯覚するものと考えられている。また、携帯電話で誰かと連絡を取ることへの強い願望や不安、ストレスなども、ファントムリングを起こす原因になり得ると見られている。

ファントムリングと同様、携帯電話のバイブレーション機能が実際には振動していないのに振動しているかのように錯覚する現象は、「ファントム振動」と呼ばれる。ファントム振動はファントムリングの一種としてまとめて扱われている場合もある。

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