ファンダメンタル価値学派について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 09:13 UTC 版)
「バートン・マルキール」の記事における「ファンダメンタル価値学派について」の解説
投資対象には「ファンダメンタル(本質)価値」と呼ばれる絶対的な価値があり、現状分析と将来予測を注意深く行うことによって推定できるという学派である。 そして、資産の市場価格がこのファンダメンタル価値を下回れば購入し、上回れば売却するチャンスと考える。 この理論によれば、市場は最終的には効率的であり、一時的な割安・割高な状態はいずれ修正されるとされている。 これは経済学者の専売特許ではなく、一世を風靡したグレアムとドッドの「証券分析」のおかげで、ウォール街の証券アナリストがほぼ一世代にわたってこの理論の信奉者となったといっても過言ではなかった。そして、この理論に基づき最も輝かしい成功を収めてきた者は、「オマハの賢人」と称えられるウォーレン・バフェットであり、多くの証券アナリストが株式のファンダメンタル価値を推定することにエネルギーを費やしている。
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