ファイナンス・スキームの一部としての活用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 05:44 UTC 版)
「匿名組合」の記事における「ファイナンス・スキームの一部としての活用例」の解説
匿名組合は、その性質上、特定の事業に関して出資者にエクイティ・ホルダーとしての地位を与えるために用いることができ、また、パス・スルー課税であることから、資産流動化などのスキームにおいて、特別目的会社が劣後投資家との間で匿名組合契約を締結して出資を得ることが多く見られる。映画の製作資金、アイドルタレントのデビュー資金を匿名組合で集めるなど、ユニークな事例もある。また、一般に一口馬主と呼ばれる一般の競馬ファンから競走馬のオーナーとしての出資を募る形態の投資ファンドでは、出資者が直接的に出資した競走馬への関与を遮断させるため、二重の匿名契約を結ぶことが行われている。また、日本でのソーシャルレンディングサービス事業の開始にあたっては、貸し手側の資金を匿名組合の形で集め、それを融資する形で行われている。(そのため法的には金融商品取引業者と貸金業の両方の登録が必要になる)
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