ピヴォテッド・デテント式脱進機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:35 UTC 版)
「クロノメーター」の記事における「ピヴォテッド・デテント式脱進機」の解説
後にはピヴォテッド・デテント式脱進機が一般的になった。ピヴォテッド・デテント式クロノメーターは姿勢差が大きいためジンバルサポートで水平を保つようにされているのが普通である。 この分野ではスイスのユリスナルダンが圧倒的な地位を占めており、各国の海軍で使われた。日本には代理店となった天賞堂により日本海軍に納入された。戦艦三笠に搭載されていたマリンクロノメーターもユリスナルダン製であり、横須賀市の記念艦「三笠」に展示されている。 他にはアメリカのハミルトンの製品が著名であり、その他デント、ゼニス、ブレゲ、ジラール・ペルゴ、ランゲ・アンド・ゾーネ、セイコー(現セイコーホールディングス)等も製造したことが知られる。パテック・フィリップはムーブメントのシリアルナンバー112131、ケースナンバー401640の一基だけを製作し1921年-1922年のジュネーブ天文台賞1位を取得している。
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