ピディオキシジル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 14:13 UTC 版)
ピディオキシジル(Pidioxidil)は、主に化粧品に用いられる成分の1つ。化粧品表示名称は、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide)[1]。主な成分用途は、パーマネント・ウェーブ用還元剤、ヘアコンディショニング剤である[2]。
注釈
- ^ リンク先の論文で取り上げられている「Triaminodil」は、本項「製造」の章で言及しているとおり、Pidioxidil(ピディオキシジル)の別名である。
- ^ たとえば、一般用医薬品「ミノキシジルローション5%」は第1類医薬品に分類されるため、「頭皮の発疹」などの副作用リスクの表示義務がある[7]。
- ^ 『化粧品の表示に関する公正競争規約』第4条「必要表示事項」の「(1)種類別名称」から「(10)問い合わせ先」までの10事項に、副作用(またはそれに類する項目)はない[8]。
- ^ 両者の知名度を比較した統計データなどは、一般的な需要がないため存在しない。しかし、各種成分データベースでの言及を比較すれば「Pidioxidil」がより広く用いられていることは明らかである。
出典
- ^ ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド - Cosmetic-Info.jp
- ^ a b ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド - Chemical Book
- ^ 公開特許公報(A)_ミノキシジル誘導体に経皮吸収向上剤を加えて成る育毛剤及びその製造方法並びに育毛システム - Cross Search
- ^ ヘアサイクルに働きかけ,発毛を促す「ミノキシジル近似成分」 - J-GLOBAL
- ^ a b Isolation and structural identification of a novel minoxidil analogue in an illegal dietary supplement: triaminodil - Taylor Francis Online
- ^ PYRROLIDINYL DIAMINOPYRIMIDINE OXIDE - FDA
- ^ 一般用医薬品 : ミノキシジルローション5%「JG」 - KEGG(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes)
- ^ 化粧品の表示に関する公正競争規約 - 化粧品公正取引協議会
- ^ PYRROLIDINYL DIAMINOPYRIMIDINE OXIDE - SpecialChem
- ^ Hair Growth Active From Vivimed - IndiaMART
- ^ 『日経ヘルス』2015年5月号 P.37
- ^ 『アサヒ芸能』2018年9月13日号(ライト版P.23)
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