ピアノの音域の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 14:06 UTC 版)
「ピアノ協奏曲第2番 (バルトーク)」の記事における「ピアノの音域の問題」の解説
この作品の独奏ピアノは、ベーゼンドルファーのインペリアルのために書かれており、一般のピアノでは演奏不能な低音域が出てくる。具体的には第1楽章295小節に、一般的なピアノの最低音イ音(A2)より低いヘ音(F2)とト音(G2)、305小節に同じくト音(G2)。第2楽章44、46、48、49小節に嬰ト音(Gis2)。第3楽章325小節にト音(G2)。インペリアルを使わない時は、一般的にオクターブ高く演奏されるか、単に省略される。バルトークでこのインペリアルの音域を想定して作られた作品は他に、ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタなどがある。
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