ビーム走査方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 18:51 UTC 版)
「フェーズドアレイレーダー」の記事における「ビーム走査方式」の解説
一般的なビーム形成方式はABF(Analog beam forming)と称される。これは送・受信ともにアナログ信号のままでビームを形成する方式であり、1度に1方向にしかビームを形成できない。 これに対し、1990年代以降は、DBF(Digital beam forming)によるマルチビーム走査の時代に入ってきた。これは所定方位・仰角範囲について同時に多数の受信ビームを形成することで、データレートの向上や超低サイドローブ化によるクラッタ抑圧性能の向上や多機能性の向上などが期待できるものである。一方、複数の受信マルチビームが覆う領域に送信波が届くように送信ビームは広く形成する必要があり、このため送信電力密度は小さくなる。
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