パスカル・ダニャン=ブーベレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/20 06:49 UTC 版)
パスカル・ダニャン=ブーベレ
Pascal Dagnan-Bouveret |
|
---|---|
![]() |
|
生誕 | 1852年1月7日 フランス,パリ |
死没 | 1929年7月3日 フランス,Quincey (Haute-Saône) |
パスカル・ダニャン=ブーベレ(Pascal Dagnan-Bouveret、1852年1月7日 - 1929年7月3日)はフランスの画家である。
生涯
パリの仕立て屋の息子として生まれた。ムランの祖父の家で育ち、1869年にパリの国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)に入学した。同校ではアレクサンドル・カバネルの教室で学び、ジャン=レオン・ジェロームにも師事した。この頃、ジュール・バスティアン=ルパージュやギュスターヴ=クロード=エティエンヌ・クルトワと親交を深め、特にクルトワとはヌイイ=シュル=セーヌで共同のスタジオを構えていた。
画業
1876年にローマ賞で2位に入選した。その後、フランシュ=コンテ地方へ移り住み、現地の住民の生活を題材とした作品を制作した。続いてブルターニュ地方にも移住したが、本格的に注目されるようになったのは1880年代後半からである。
1888年には、ルイ=オーギュスト・ジラルドやジュール=アレクシ・ミュニエと共にモロッコのテトゥアンを旅した。1889年のパリ万国博覧会の展覧会に出展し、名声を確立した。1890年代後半からは宗教的な題材も描くようになり、1900年のパリ万国博覧会にも作品を出展している。
栄典
1901年にはレジオンドヌール勲章オフィシエを受勲した。
作品
-
「スタジオの画家クルトワ」(1880)
-
「結婚式」(c.1880)
-
「最後の晩餐」
-
「ブルターニュの祈祷式」
-
(1892)
-
「ハムレットと墓堀」
-
Marguerite au Sabbat (1911)
参考文献
- Daniel Sassi, Dagnan-Bouveret, « Les couleurs de sa vie » (ISBN 978-2-9531130-0-6).
- パスカル・ダニャン=ブーベレのページへのリンク