パオロ・コニェッティとは? わかりやすく解説

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パオロ・コニェッティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/11 16:07 UTC 版)

パオロ・コニェッティ

パオロ・コニェッティ(Paolo Cognetti, 1978年 - )は、イタリアミラノ生まれの作家。

人物・作品

大学では数学を専攻するが、レイモンド・カーヴァーなどの北米文学に惹かれて文学を志す。映像作家として、ニューヨーク在住の作家九人のインタビュー集『書くこと―ニューヨーク』(2004年)などを制作。その後、短篇集『成功する女子のためのマニュアル』(2004年)で作家としてデビュー。『爆発寸前の小さなもの』(2007年)、『ソフィアはいつも黒い服を着る』(2012年)を経て、2017年に発表した初の長篇小説『帰れない山』で、イタリア文学界最高峰の《ストレーガ賞》および同賞ヤング部門をはじめ、フランスの《メディシス賞》外国小説部門など数々の文学賞を受賞した(邦訳は下記)。

カーヴァーやサリンジャーなど好きな作家をとりあげて短篇創作を論じたエッセイ『一番深い井戸で釣りをしてみる』(2014年)、山岳紀行『頂上に着くことなく―ヒマラヤ旅行』(2018年)を発表している

訳書

  • 『帰れない山』(関口英子訳、新潮社 新潮クレスト・ブックス、2018年)[1]
  • 『フォンターネ 山小屋の生活』(関口英子訳、新潮社 新潮クレスト・ブックス、2022年)
  • 短編「雨の季節」、アンソロジー『どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学』(関口英子ほか訳、国書刊行会、2019年)[2]に所収

脚注

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