パオロ・サヴィとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > パオロ・サヴィの意味・解説 

パオロ・サヴィ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 18:37 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Paolo Savi

パオロ・サヴィ(Paolo Savi、1798年7月11日 - 1871年4月5日)はイタリアの博物学者である。イタリアにおける近代地質学のパイオニアで、鳥類学者、動物学者としても働いた。

略歴

ピサに生まれた。父親はピサ大学の植物学の教授のガエターノ・サヴィである。弟に植物学者となったピエトロ・サヴィがいる。はじめ植物学を学び、1817年にピサ大学の講師助手となった。1823年に博物学の教授となった。1826年にトスカーナ大公国によってトスカーナの最初の地質調査を委託され、パリに地質学と動物学を学んで1827年までに知識を習得した。地質学の分野ではアペニン山脈のモンテ・ピサニノの地質図をつくり、カララ市でとれる大理石の起源や、モンテバンボリから採取された化石の研究、エルバの鉄鉱石、トスカーナやピサ周辺の地質と層序の研究などを発表した。ピサの自然史博物館の館長に1823年に就任し、そのコレクションを拡充した。1840年には比較解剖学と動物学の教授に任じられた。1839年にピサで開かれた科学会議を準備し、1843年から1844年のピサ大学紀要(Annali delle Università toscane)を出版した。

鳥類学の分野ではトスカーナの鳥類に関する総括論部(モノグラフ)などを書いた。

トスカーナ大公国のサンジュゼッペ勲章(Ordine di San Giuseppe)を受勲し、1831年にロンドン動物学会の会員となった。1862年にイタリア国王、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世によって上院議員に任命された。

著作

  • Ornitologia Toscana, 3 Bände, Pisa 1827-1831
    • Nachdruck herausgegeben von seinem Sohn Adolfo nach seinem Tod als Ornitologia Italiana, 3 Bände, Florenz, 1873 bis 1876
  • Carta geologica dei Monti Pisani levata dal vero, Pisa 1832
  • Tagli geologici delle Alpi Apuane e del Monte pisano e cenno sull’isola d’Elba, Nuovo Giornale de' Letterati, XXVI, 1833
  • Sulla miniera di ferro dell’Isola d'Elba, Nuovo Giornale d. Lett., XXXI, 1835
  • Sopra i carboni fossili dei terreni miocenici della Maremma Toscana, Pisa 1843
  • Sulla catena metallifera delle Alpi Apuane e sulla costituzione geologica dei Monti Pisani, Pisa 1846
  • mit Meneghini: Considerazioni sulla geologia della Toscana, Florenz 1851
  • Saggio sulla costituzione geologica della Provincia di Pisa, Pisa 1863

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パオロ・サヴィ」の関連用語

パオロ・サヴィのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パオロ・サヴィのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパオロ・サヴィ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS